鷹乃学習(星が丘門花便りNo.106)
2019年07月21日(日)
夜明け前の落雷と大雨で、名古屋の地下鉄の一部は大打撃を受けていたのですが、それには気付かず、「この頃、天気予報が当たらないね。何なの、今日の蒸し暑さは...」と、いつものように空に文句を言いつつ花ボラ開始。
こんにちは。星が丘門公園愛護会です。毎月第1水曜と第3水曜の10時半から約1時間、東山動植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。
自動車学校の沿道の、ベゴニアとガザニアを植えた鉢。予想以上にベゴニアの背が伸び、よく見ればガザニアの元気がありません。
元気のないガザニアは鉢から取り出して、植物園入口の地面に移植しました。
それにしても今年のベゴニアは上質で、花も葉もふくよか。元気がもらえます。
でも、サルビアもペチュニアも背丈が伸びすぎました。茎の伸びすぎは日照不足が原因らしいのですが、文句を言っても仕方ないので、株の切り戻しをしました。草丈を半分くらいに切り詰めると、わき目が伸びだして姿が良くなるのです。
こちらは黙々とペチュニアを剪定しているMさん。
明け方の雨のせいでムンムン蒸し蒸し。作業をとっとと終わらせなくては熱中症になってしまいます。背中から汗が吹き出すわ、汗が目に染みるわ、みんないつのまにか無言になってしまいました。
植えっぱなしのハツユキカズラも伸びていたのでSさんが剪定してくれました。「散髪したらすっきりしたね」とにっこり。
散らかった草や葉を箒で集めるTさん。普段は帽子姿ですが、本日はタオルをかぶっての作業。「こんなに暑いと帽子の中で頭が蒸れるからね」...ですよねえ。知恵と工夫で乗り切らなくては。
暑さを背中に浴びながら、Oさん、Wさん、Iさんは草取り。草取りを始めて30分の写真がこちら。
そして、草取り1時間後の11時30分の花壇がこちら。草が少し残っているのが心残りでしたが、見栄えよりも我々の健康のほうが大事なので、予定通り終了しました。
念力のゆるめば死ぬる大暑かな 高浜 虚子(たかはまきょし)
二十四節気の大暑(7月23~8月6日ごろ)は間もなく。今は小暑ですが、これを更に3つに分けた七十二候では「鷹乃学習」の時期。「たか、すなわちわざをならう」と読むそうです。5~6月頃生まれた鷹のヒナが、巣立ちの準備を始めるころ。飛び方を覚え、獲物の捕り方を練習し一人前になっていく...と七十二候を解説した本にありました。
そういえば、星が丘テラスでは、毎年ツバメが巣を作ります。ヒナが親鳥から餌をもらい、成長する様子を見ることができ、今年も次々に巣立っていますよ。
星が丘テラスの場合は、鷹ではなく「燕乃学習」ということでしょうか。(#^.^#)
令和元年7月17日 星が丘門公園愛護会会長 濱田淳子
(植物園担当:緑地造園係 野村幸央)