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平成から令和へ

2019年05月01日(水)

写真① お花畑の梓(キササゲ).jpg

お花畑の梓(キササゲ)

5月1日から、新元号「令和元年」のスタートです。
 植物園では、新元号が万葉集の梅花の歌32首の序文から引用されたことにより、園内にある万葉の散歩道が、にわかに脚光を浴びるようになりました。
 さて、皆さんは、皇族の方々にお印しの植物があることをご存知でしょうか。天皇陛下のお印しは、「梓(あずさ)」です。
 万葉の散歩道の梓の歌の横には、カバノキ科の「ミズメ」が展示されています。インターネットで検索してみると、梓には、「ミズメ」の他にノウゼンカズラ科の「キササゲ」も出てきます。
どちらが正統なお印しの植物か良く調べてみると、答えはキササゲです。天皇陛下のご結婚十周年記念硬貨の台紙に、キササゲの花が出てくることから、確認することができます。
「キササゲ」という植物名は、ササゲに似た黄色い花が咲くのではなく、花が咲いたあとの果実がササゲの莢(さや)に似ていることに由来しています。木になるササゲだから、「キササゲ」です。ミズメとキササゲは、植物園内で見ることができますので、詳しく観察してみてはいかがでしょうか。
また、皇后陛下のお印しは「ハマナス」、愛子内親王殿下のお印しは「ゴヨウツツジ(シロヤシオ)」です。開花はまだこれからですが、花だけでなくお印しとしてデザインされている葉の意匠にも注目です!併せてご覧ください。

写真② 万葉の散歩道の梓(ミズメ).jpg

万葉の散歩道の梓(ミズメ)

写真③ 皇后陛下のお印し(ハマナス).jpg

皇后陛下のお印し(ハマナス)

写真④ 愛子内親王殿下のお印し(ゴヨウツツジ).jpg愛子内親王殿下のお印し(ゴヨウツツジ)

植物園長 谷口茂弘

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