野草の魅力。その1。
2019年04月14日(日)
今回は野草をいくつか紹介します。ところで、そもそも野草とは。早速、調べました。
【野草】山野に自然に生えている草。のぐさ。とあります。(出典:岩波国語辞典第五版)
ということは、園芸植物(野生に見られず、人が作り出して栽培している植物)は、野草ではないことになります。
❖それでは早速、見ていきましょう。
【常盤碇草:トキワイカリソウ 花の形が船の碇の形に似る。合掌線。】
【破れ傘:ヤブレガサ 芽出しの葉の形がボロ傘に似る。也有園。】
【華鬘草:ケマンソウ 華鬘という装飾品に似る。鯛釣り草(タイツリソウ)という別名がある。地域の花木園。】
【武蔵鐙:ムサシアブミ 花が馬に乗るときに足を掛ける金具(鐙)に似る。合掌線。】
【山採り銭巻:ヤマドリゼンマイ 若芽が銭を巻いているように見える。食用。湿地園。】
【そして4月11日 ついに開花しました。(^<^)よかった・よかった。】
【射干:シャガ 射干を檜扇(ヒオウギ)と勘違いして、ヒオウギの漢名である射干と付けてしまった。早春の小道。】
【春蘭:シュンラン 春に咲く蘭。ただいま、「令和」特需で人気急上昇。問い合わせ多数。合掌線。】
野草の名前の由来は、花や葉など、その容姿から名付けられたものが多くあります。中にはシャガのように勘違いされたケースもありますが・・・・。
植物園では、この先も野草の花が、次々と咲いていきます。次回をお楽しみに。
植物園緑地造園係長 太田 幹夫