葦の門松制作プロジェクト〖圧倒的じゃないか。葦の門松は。〗(後編)
2018年12月14日(金)
お待たせしました。本日は葦の門松制作プロジェクト(後編)をお届けします。 葦の門松ってどうやって作るんだろう。実際に作ってるところ見たことない。倒れてくるんじゃないか心配。 もしかして買ってるとか。いえいえ、もちろん植物管理人さんたちの手作りです。
では今回は特別にその制作方法を解説します。
【まず芯となる鉄管を地面に打ち込み、中に竹を挿します】
【初めに高さ3.2mに切り揃えた葦の束を立てます】
【次に高さ3.0mの葦の束を正面から添えて立てます】
【更に高さ2.8mの葦の束をその前に添えて立てます】
【高さの違う葦の束をまとめて番線で結束します】
【番線で結束した葦の束を縄で絞めて化粧します】
【上下2ヶ所を力一杯に縄で絞めます】
【葦の門松が立ち上がりました。でもこれで完成ではありません】
【縄の先も丁寧に処理します。いい仕事するでしょ】
【寒水石で根締めをします。寒水石は雪をイメージ】
【さあ、そろそろお披露目といきますか】
【圧倒的じゃないか。葦の門松は。これで完成です。】
平成30年12月10日午後4時、ついに葦の門松が大地に立ちました。平成最後の葦の門松です。高さ約350cm、胴回り約90cm。堂々たるもの。これだけの門松を飾れる邸宅はそうそうないと思います。まさに圧倒的といっても大げさではありません。 どうでしたか。植物管理人さんたちの腕は確かでしょ。 さあ、みなさん、作り方はもうおわかりですね。では早速、小ぶりの葦を探して3分の1スケール*葦の門松(120cm級)作りに挑戦してみてください。
❖おまけ❖
【制作の様子をテレビ局が取材に来ました】
【最後にしめ飾り*これで正月の準備はすべて整いました】
それではみなさん、よいお年をお迎えください。<(_ _)>
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植物園緑地造園係長 太田 幹夫