奇妙な?ランの世界
2018年03月04日(日)
まだまだ寒い日が続きます。
そんな中ですが、植物園の温室では洋ランが見ごろを迎えています。
東山のランは原種が多く、園芸種よりも地味なのですが奇妙な形をし たものが多くます。
そんなちょっと変わったランを紹介します。
Clowesia(クラウシア)
タケノコの横から花束が突然現れたような見た目をしています。
このタケノコのような部分は「バルブ」といい養分を蓄える部分です。
Bulbophyllum falcatum(ブルボフィルム・ファルカツム)
魚を三枚におろした中骨部分のような見た目をしている花です。
ちょっと解りにくいですが、中心のふくらみが花なのです。
(よく見ると花が咲いてきています)
Arpophyllum spicatum(アルポフィルム・スピカツム)
あえて例えるなら紫色のトウモロコシでしょうか。
紫色の小さな花が規則正しく並んでいます。
Cymbidium tracyanum(シンビジウム・トラキヤナム)
足のはえた生き物のような、乗り物のような見た目です。
まだまだ他にも奇妙なランがありますよ。
これは何に似ているかなと考えながら見るのも楽しいですよ。
○お知らせ○ 植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。
ご来園の際はぜひご利用ください。
★花マップ★
https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/05_plant/feature/map/
植物園指導園芸係 高木 彬