北アメリカエリア「絶滅の危機からの復活」リーフレット
今年4月、北園にハクトウワシ舎がオープンしたことは記憶に新しいところです。
北アメリカエリアは「絶滅の危機からの復活」をコンセプトに、平成22年のアメリカバイソン舎の獣舎整備から始まりました。平成24年にシンリンオオカミ舎、平成26年にハクトウワシ舎の整備が完了し、この春、北アメリカエリアの整備が完了しました。
かつて、アメリカバイソン、ハクトウワシ、シンリンオオカミはアメリカ大陸での狩猟や開発などによって、個体数が激減し、絶滅の危機にあったことはご存知でしょうか。
アメリカ政府の保護育成政策により狩猟が禁止され、生息地の保全により徐々に個体数が回復してきました。
このような歴史的な経緯のある動物たちを一同に展示しているのは、国内で唯一、東山動植物園のみです。みなさまに少しでもこのような状況を知って頂き、野生動物に関心をもって頂くため、絶滅の危機から復活した北アメリカエリアの動物たちを紹介するリーフレットを作成しました。
このリーフレットデザインは、名古屋市立大学芸術工学部 森旬子研究室と共同で制作しております。学生さん達からいろいろご提案いただき、動物たちの特徴を分かりやすく紹介し、親しみをもっていただけるよう写真やイラストを取り入れながら制作しました。
合わせて、アメリカビーバーやカナダヤマアラシなど、このエリアの仲間たちも紹介しています。
このリーフレットは、正門、北園門、上池門、スカイタワー門、動物会館にて配布しております。
ぜひ、みなさんもお手に取って、北アメリカエリアの動物たちに関心をもって頂ければ幸いです。
再生整備課 坪井 幹宜