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チンパンジーのチャーリー
チンパンジー紹介シリーズ、今回が最終回となります。
今回お伝えするのは群れの中の最年長チンパンジーのチャーリーです。
チャーリー
チャーリーは現在48歳のオスです。チャーリーは1988年(当時10歳)に来園しました。
当園のチンパンジーは現在9頭の群れですが、その群れにはチャーリーの息子であり群れのリーダーである『リュウ(29歳)』、リュウの息子である『リキ(15歳)』と『カズキ(1歳)』がいます。つまり祖父、父、息子達という3世代のオスが群れの中にいることになります。
チャーリー
リュウ
リキ
カズキ
チャーリーは群れのリーダーであるリュウの近くにいる場面が多くみられます。チンパンジーの社会では、群れの中でより高い順位を維持しようとする、もしくはトップの座を狙うためにオス同士で同盟関係を築くことがあります。チャーリーはリュウを気にかけている場面がよくみられ、リュウが外に出ようとしない時は、リュウを待ったり、外に出るよう促す場面もみられます。また、お互いに毛繕いをしている場面もみられます。
左リュウ 右チャーリー
当園の群れの中には、2010年に来園したカズミ(メス・39歳)が今日まで5頭を出産し、育ち盛り、遊びたい盛りのチンパンジーが多くいます。チャーリーは子どもたちにとってよい遊び相手で、チャーリーがカラン(メス・9歳)を追いかける場面を何度も見かけました。最近では遊びたい盛りのよつば(メス・5歳)や動きがどんどん増えているカズキ(オス・1歳)の遊び相手になっている時が増えてきました。
チャーリーにはまだまだ元気でいてもらう必要があります。
チャーリー
2024年3月にマリモ(メス・当時11歳)が来園しました。マリモを群れに入れる過程で印象的な出来事がありました。
マリモをメス達と合流させる時、チャーリーは攻撃されるかもしれないマリモの前に立ちました。それはマリモを守っているようにみえました。それまでのチャーリーは『優しい高齢チンパンジー』という印象でしたが、いざという時は群れのメンバーを守ろうとする頼もしい存在だと認識した出来事でした。
チャーリー
上記に述べたことから、当園のチンパンジーの群れが成り立っている要因は、チャーリーの貢献がとても大きいと感じています。
チャーリー
これまで当園のチンパンジー達をブログで紹介してきましたが、彼らは私たちと同じようにそれぞれ外見も性格も違います。見分けにくい個体もいますが、過去ブログの写真等を参照しながらじっくり見てみると見分けることができるようになるかと思います。
チンパンジー達が健やかに過ごせるように、担当者間でしっかり連携をとりながら今後も彼らをサポートしていきたいと思っています。
みなさまのご来園お待ちしております。
動物園 谷
