チンパンジーのよつば 

2026年10月18日(日)

当園にはオス4頭メス5頭合計9頭のチンパンジーが群れで暮らしています。今回は「よつば」についてお伝えしします。
「よつば」は2021年4月28日に生まれた現在5歳のメスのチンパンジーです。

写真①よつば.JPGよつば


「よつば」という名前はチンパンジー舎の放飼場に広がるシロツメクサの四葉(いわゆる四つ葉のクローバー)が幸運の象徴であることや、誕生日の4月28日から4(よ)2(つ)8(ば)と語呂を取り入れて名付けられました。

写真②よつば.JPGよつば


現在5歳である「よつば」が暮らす群れの中には、兄の「リキ」(15歳)、双子の姉の「カラン」、「コエ」(ともに8歳)、弟の「カズキ」(1歳)がいます。

写真③リキ(15歳).jpgリキ 

写真④カラン(8歳).JPG

カラン

写真⑤コエ(8歳).JPG

コエ

写真⑥カズキ(1歳).JPG

カズキ

母親の「カズミ」(39歳)や姉たちと同じように、「よつば」が「カズキ」を背中に乗せて移動している場面をよくみます。

写真⑦よつばとカズキ(1歳).jpgよつばとカズキ


「よつば」は「カズキ」の近くにいる時も多く、「カズキ」とよく遊んでいます。最近も吊るされたタイヤにすっぽり入った「カズキ」を勢いよく押したり回していました。「カズキ」も楽しんでいるようでした。「よつば」にとって唯一の年下の弟である「カズキ」は気心が知れた存在だと言えそうです。

写真⑧左よつば 右カズキ.JPG左よつば 右カズキ

チンパンジーは道具を頻繁に使用することでも知られています。チンパンジー舎には人工アリ塚や擬木があります。

それらには小さな穴やすき間があり、その奥にエサを入れます。そこでチンパンジー達は木の枝を使ってエサを手に入れます。

成体のチンパンジーは枝を上手に使います。それを幼齢チンパンジー達は見て学んで、それを自身がやってみて、段々上手になっていきます。「よつば」も今では上手に枝を使ってエサを食べています。

写真⑨枝を上手に使うよつば.JPG枝を上手に使うよつば


ちなみに弟の「カズキ」(1歳)も他のチンパンジーが枝を使って食べているのを見て自身も枝を使って練習中です。

また、「よつば」は姉の「コエ」(8歳)から叩かれたりしてちょっかいをかけられているのをたまに見ます。

ただ、「よつば」はまったく引かずに対抗します。

体格差はあるのですが、気持ちの面ではまったく引かないところをみると、たくましいチンパンジーになるのだろうなと思います。

写真⑩よつば.JPGよつば

チンパンジーの社会では幼いチンパンジーに対しては寛容なところがあります。

5歳の「よつば」と1歳の「カズキ」は大人のチンパンジーからは多少の無礼は許されます。「カズキ」もよつばも許されるのですが、群れのリーダーである「リュウ」は「よつば」に対してこれまでよりも少し強めの甘噛みをする場面が見受けられるようになりました。

遊んでいるのか、教育的指導の一環なのか、はたまた他の目的があるのか、、、今後は大人たちの「よつば」への振る舞いにも注目です。
「よつば」は「カズキ」の次に小さいチンパンジーなので見つけやすいと思います。
東山チンパンジーの元気印、「よつば」を見つけに来てください。

写真⑪よつば.JPGよつば


動物園 谷

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