コモド紀行(最終回) ~コモドオオトカゲの未来~

2026年09月24日(木)

野生のコモドオオトカゲに会いたくて始まったこの旅も、いよいよ終わりに近づいてきました。  

リンチャ島の森の中を歩き、国立公園内を一周しおわる頃、私は名残惜しくて胸がいっぱいでした。  

日本を出発して、飛行機に乗ってボートに乗って。

とっても遠かったけれど、たしかにこの島に、幼いころから憧れ続けていたコモドオオトカゲが生きていたのです。

写真1 リンチャ島のコモドオオトカゲ.jpg リンチャ島のコモドオオトカゲ

きらきら降り注ぐ日差しと、そよ風に揺れる木々。人間にとってはなかなか厳しい、ジメジメとした湿気と暑さ。

そこで出会った、何頭もの巨大なトカゲ。

こんなに大きなトカゲが本当に存在しているなんて、この世界はとても不思議です。でもとても素敵な世界に、私たちはみんな生きているのだと思いました。

写真2 リンチャ島のコモドオオトカゲ.jpg リンチャ島のコモドオオトカゲ)

国立公園からの帰り道、急な斜面を元気に登っている、2頭のコモドオオトカゲに出会いました。

コモドオオトカゲは、力強く地を踏みしめて、ずんずん登っていき、丘の上へと消えていきました。

私はこの2頭に、コモドオオトカゲの未来を見たような気がしました。

コモドオオトカゲは、生息地の減少や、密猟などの要因によって数を減らしており、絶滅が心配されています。

しかし、生息地を実際に訪れたことで、人々がコモドオオトカゲを大切に思っていること、人とコモドオオトカゲが支えあって生きてきたことを知ることができました。飼育下で繁殖したコモドオオトカゲが野生復帰するなど、保全活動も数多く行われています。

これからのコモドオオトカゲの未来が、明るいものでありますように。そう祈りながら、私はリンチャ島をあとにしました。

丘を登るコモドオオトカゲ)

コモド島やリンチャ島は、自然が豊かで海もとてもきれいで、何より、野生のコモドオオトカゲに会うことができます。

「コモド紀行」を読んでくださったみなさんにも、ぜひ訪れてほしいです!

でも、実際のところ、遠い海外の島に行くには、お金も時間もかかりますし、とても大変ですよね...... でも、東山動植物園に来ていただければ、コモドオオトカゲの「タロウ」に会うことができます!

写真3 タロウ .jpg

写真4 タロウ.jpg タロウ

動物園の最大の魅力は、遥か遠くの場所に棲む生きものが、生きて動いているところを見ることができることだと、私は思っています。

みなさんぜひ、東山動植物園の「タロウ」に会いに来てくださいね。

コモドオオトカゲという生きものの、美しさや迫力を存分に感じていただけると思います。

私も飼育担当者として、生息地を訪れて学んだことをタロウの飼育に取り入れながら、コモドオオトカゲの魅力、タロウの魅力をみなさんにお伝えできるよう、精進していきたいと思います。

写真5 タロウ.jpg写真6 タロウ.jpg

タロウ

最後に、コモド島の村の近くで撮影した、とっておきの動画をお届けします。

レンジャーさんが撮影してくださった、大大大迫力映像です!コモドオオトカゲの魅力がいっぱいつまっています。

ぜひご覧ください。

大迫力コモドオオトカゲ

「コモド紀行」を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

動物園 川島

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