どっちがシャバーニ?どっちがキヨマサ?

2026年07月26日(日)

↑実はこれ、ゴリラ舎の観覧通路で、毎日と言っていいほど、お客さまからいただく質問なんです。

 東山動植物園では、現在4頭のゴリラを飼育しています。
 リーダーであるシャバーニ(29才)、息子のキヨマサ(13才)、メスのアイ(23才)の3頭が群れで暮らしており、もう1頭のメス、ネネ(推定53才)は、バックヤードで暮らしています(ご覧いただくことはできません)。

 年齢も性別も違う4頭ですが、ここ数年、キヨマサが急激に成長したことで、シャバーニとキヨマサを見分けるのが、とても難しくなっています。わたしたち飼育員も、時々間違えそうになることがあったりなかったり(笑)

 そこで、シャバーニとキヨマサを見分けるポイントをふまえつつ、改めて、4頭のゴリラたちを紹介していきたいと思います!

 シャバーニとキヨマサの大きな違いは、体のサイズです。キヨマサがどんどん大きくなってはいるものの、比べると、まだシャバーニの方が大きいです。
 しかし、ゴリラたちを観察していると、2頭を同時に見比べることのできない場面も多いですよね。
そこで、ここからはもう少し細かく、2頭の体の特徴を紹介していきます。

写真1 シャバーニ.jpg

【シャバーニ】

写真2 キヨマサ.JPG

【キヨマサ】

 まずシャバーニですが、言わずと知れた群れのリーダーであり、円熟したシルバーバックです。背中と後ろ脚の、灰色がかった白色の毛は、リーダーである大人のオスの特徴。横から見ても、脚や背中のシルバーがよく目立ちます。キヨマサの背中も白っぽくなってきてはいるものの、シャバーニに比べるとまだ薄いです。

写真3 シャバーニ後ろ姿.JPG

【シャバーニ後ろ姿】

写真4 キヨマサ後ろ姿.JPG

【キヨマサ後ろ姿】

また、シャバーニはおしりが大きく、キヨマサと比べると、太腿も一回り太いです。

写真5 シャバーニ歩く.JPG

【シャバーニ歩く】

写真6 キヨマサ歩く.JPG

【キヨマサ歩く】

 次は顔に注目してみます。シャバーニはキヨマサと比べると、顔の横幅が長い印象があります。キヨマサは、頭のてっぺんがシャバーニよりもとがっており、面長な印象です。
 鼻や耳も、よく見ると違いがあります。シャバーニの鼻の穴は縦に丸っこく、耳のフチのカーブがなだらかです。一方キヨマサは、鼻の穴が横にひろがっており、耳のフチがややとがっています。

写真7 シャバーニ顔.JPG

【シャバーニ顔】

写真8 キヨマサ顔.jpg

【キヨマサ顔】

 シャバーニとキヨマサ、だんだん特徴が掴めてきたでしょうか?続いては、メス2頭を紹介します。

 アイは、群れの3頭の中で、最も体が小さいので、すぐに見分けられるかと思います。オスたちと異なり、全身が真っ黒で、頭も小さくて丸っこいです。また、鼻の穴が横に平べったいという特徴もあります。

写真9 アイ.JPG

【アイ】

 現在はご覧いただくことができませんが、ネネもバックヤードで元気に暮らしています。ネネの体の特徴は、やや面長で、くちびるがトゥルンとしているところでしょうか。高齢のため歯がないのですが、木の樹皮を食べることができるほど、あごの力は健在なんですよ。

写真10 ネネ.JPG

【ネネ】

 ゴリラたちの外見での見分け方を紹介していたら、かなり盛りだくさんになってしまいました!
続編では、4頭それぞれの個性や、行動の違いなどについてもお伝えしようと思います。お楽しみに~!

動物園 川島

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