チンパンジーのマリモ

2026年07月14日(火)

7月14日は「世界チンパンジーの日(World Chimpanzee Day)」です。

野生チンパンジー研究の第一人者ジェーン・グドール博士が1960年にタンザニアのゴンベ渓流国立公園に初めて足を踏み入れた日を記念して制定されました。

このブログを通じてチンパンジーの魅力をお伝えし、当園のチンパンジーを見に来ていただき、さらに野生チンパンジーに思いを馳せていただけたら幸いです。

さて、今回紹介するチンパンジーはマリモです。

写真①.JPGマリモは現在13歳のメスで、2024年3月4日によこはま動物園ズーラシアから来園しました。

通常野生のメスチンパンジーは繁殖可能な年齢になると生まれ育った群れを出て別の群れに入ります。

マリモもおおよそその年齢になりましたので当園にやって来ました。
来園してからは当園のチンパンジー達と順にお見合い、同居を繰り返し、最終的には大きなトラブルもなく群れに入ることができました。

写真②.JPGはじめは群れの中にいても落ち着かずに一頭で行動することも多くみられましたが、年齢が比較的近いカラン、コエ(ともにメス・8歳)と関わることが多くみられ、徐々にではありますが他のチンパンジー達とも過ごせるようになっていきました。

群れの中に、年齢が近く、遊びたい盛りのカラン、コエの存在があったことはマリモにとってとても大きかったように思います。


そして、来園から2年経った今、マリモもすっかり群れの一員だな。と感じる出来事がありました。
それはマリモにとって唯一の年上メスであるカズミ(39歳)との関係です(過去ブログ参照(チンパンジーのカズミ))。

以前はお互いに距離をとっているようでしたが、今年の4月にはお互いが毛づくろいをしている様子がみられました。
また別の日には、マリモがカズミの子であるカズキ(オス・1歳)を、カズミの目の前で抱く場面を見かけました。

これはカズミがマリモに気を許したということだと思います。

ほかのチンパンジー担当者と見ていて驚いたとともにとてもうれしく思った場面でした。


その後もマリモがカズミの近くに行き「カズキを私に預けて!」と言っているかのようにアピールする場面を見かけますし、その後もマリモがカズキを抱っこしたり、抱えて移動している場面もみられました。
これらのことがマリモはすっかり群れの一員になっているなと思える出来事でした。
マリモがどこで過ごしているのか。どのチンパンジーと一緒に過ごしているのかを注目して観察するのがおすすめです。

写真③.JPG

動物園 谷

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