ランプリクティス タンガニカヌス 展示への道
「ランプリクティス タンガニカヌス」という魚はご存じでしょうか。成長すると15㎝以上になるとてもきれいな魚です。アフリカのタンガニイカ湖のみに生息しています。今回この魚の展示までの道のりをご紹介します。
(1)浅いケースに砂利と小石を敷き、この中に産卵してもらえるよう産卵床を水槽内に設置する。
(2)世界のメダカ館バックヤードにあるランプリクティス タンガニカヌス用の90㎝水槽に1週間ほど入れておく。
(3)慎重にケースを取り出し、産卵されている卵をシャーレに取り出す。
(4)卵にカビが発生しないよう消毒済みの水に交換して清潔に保つと、約1週間で稚魚がふ化する。
(5)シャーレの中でふ化した稚魚は、15㎝の小型プラケースへ移動させる。
(6)ふ化した稚魚は、約1週間で水の流れが弱い20㎝ほどの水槽へ移動させるとどんどん成長していく。
(7)稚魚たちはどんどん成長していき、活発に泳ぐようになってくるにしたがってさらに大きな水槽へと移動させていく。
(8)ある程度成長して成熟した個体群は、いよいよ展示水槽へと移動させ、皆様にご覧いただけるようになります。
立派に成長したランプリクティス タンガニカヌスのオスの画像です。世界のメダカ館では、「カダヤシ目の魚たち」展示コーナーで展示中です。みなさまどうぞご覧ください!
動物園飼育第二係 上山 光喜