「親子フィーダー作り体験」を開催しました
４月２３日（日）に「親子フィーダー作り体験」を開催しました。
フィーダーって何かな？と思った方もいるかと思いますので、簡単に説明しますと、フィーダーは日本語で「給餌器」のことです。
「給餌器」とはエサを入れる器ですが、動物園で使っているフィーダーはただエサを入れるだけでなく、エサを取りにくくして簡単には取れない形をしていることがあります。なぜ簡単に取れない形にしているかと言いますと、飼育員さんたちは動物たちがエサを食べる時間を長くして、退屈しない時間が長くなるように工夫しているからです。
今回のワークショップでは、消防署から寄附していただいた使用済みの消防ホースを使って、サルたちのためのフィーダーを作成していただきました。
講師はチンパンジー、スマトラオランウータン担当の飼育員さんたちです。
小・中学生の親子１０組の皆様に各グループ１つを作成していただき、合計１０個のフィーダーが完成しました。この完成したフィーダーはサルたちがくらす動物舎で実際に使用させていただきます！
ワークショップの制作の様子から、設置されたフィーダーへの動物の反応を撮影してきましたのでご覧ください。(今回の撮影はチンパンジー舎で使用した様子です。)
動画では、運動場に設置されたフィーダーを見たチンパンジーの様々な反応が見られるかと思います。２歳のよつばは初めて見るフィーダーが怖かったのか恐る恐る触っていました。
この度、みなさまに作成いただいたフィーダーのおかげでチンパンジーたちの生活に刺激と変化を与えることができたかと思います。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました！！
環境教育解説員 中囿雅子
