新たな世界へ
7月24日に生まれたチンパンジーの赤ちゃんは、誕生してから群れのみんなと一緒に室内展示を続けてきました。しかし、いつまでも室内にとは行きません。
8月1日の月曜日(休園日)にいよいよ外に出すことにしました。お母さんのカズミは2番目に外へ出て行き餌も取らずにタワーの最上階へ登っていきました。見守るこちらの心配などどこ吹く風といった感じで、出産以前のようにタワーの踊り場で寝そべっていました。
この様子ならば問題なく外での展示ができると判断しました。
さて、8月2日。いよいよ開園日です。しかし、あいにくの雨が降っています。カズミはどうするだろうと見ていると、雨などお構いなしといった様子で歩き回り、タワーにも上っていきました。
こんな母親に育てられた赤ちゃんは逞しいチンパンジーになることでしょう。
運動場での展示中も屋内への扉は開放にしますので、ご覧いただけない場合があります。皆様御理解ください。
動物園飼育第二係 近藤 裕治