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オフィシャルブログ

二転三転いざ出陣(星が丘門花便りNo.129)

2021年07月08日(木)

こんにちは。星が丘門公園愛護会です。

毎月第1水曜・第3水曜の10時半から約1時間、東山植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。

128号で述べた「植替え」は、6月16日に行う予定でした。ところが前日の天気予報によれば雨かもしれないとのこと。雨の降る時間帯が微妙なので、当日の朝の天気予報と空模様を見て判断しましょうということになりました。

16日の午前9時半、「外に出たら雨がポツポツ降っているから、来週に延期しましょう」と、植物園スタッフから電話がありました。残念だけど、仕方ない...と、副会長に電話すると「了解。みんなに連絡します。やる気満々だったのに残念だぁ」。こんなこともあろうかと、前日のうちに「雨の場合は翌週に延期」との内容をLINEで流してもらっていたので、話はスピーディーでした。

こんないきさつ(5月19日、6月16日が流れ、6月23日を迎えた)なので、この日の朝は「いざ出陣!」。戦国武将になったような気分で臨みました。空模様は少し怪しかったけれど、さすがに「四転」は避けたくて。

気持ちが逸(はや)り、10時過ぎには現場に到着しました。花苗はすでに準備してありました。サルビアとヒマワリです。

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先着のAさんは「黒い雲が近づいてるからさっさと植えたほうがいいと思う」との判断。「そうしよう、そうしよう」と、開始時間前でしたが、苗をプランターに仮置きしました。告白します。今回の失敗は、「雨が降る前に」と焦るあまり、苗の数を数えずに、プランター1基当たりの苗の数を私が決めてしまった点です。足りなくなると困る、蜜に植えると成長したときに葉が蒸れる...と考えての仮置きは以下の写真のとおり。

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この段階では3人でした。10時半には7名になり、星が丘門から自動車学校までの沿道に分散して苗の仮置きです。ここで更なる失敗が...。
活動を1週間延期したために、メンバー数が足りない。なのに、雨が降りそう。急がなくっちゃ...と誰もが考えたのです。だから仮置きがすべて終わる前に植え込みを始めてしまったのでした。

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で、どうなったかといえば、「苗が余りそうだよ。どうする?」......ありゃりゃ...。
7人の首脳会談の結果、①余らすわけにはいかない ②幸い、どのプランターにも隙間がたくさんある ③植え込んでしまおう ということになりました。焦るといけませんね。

今回は余った苗を、追加して植えることで解決しました。でも、足りない場合は、植えたものを抜いて別の場所に植え直すという二度手間がかかるわけです。人数が少ないときの二度手間は、もう大変。今回の教訓は、すべてのプランターに仮置きしてから植え込むべし。

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植えている途中、通行人から声をかけていただきました。奥にサルビア、手前にヒマワリの配置を見て「大丈夫? ヒマワリのほうが背が高くなるんじゃないかな」と。

そうなんです。実は、ヒマワリが大きくなるタイプか小さいまま育つタイプなのかがわからないまま配置をしていたのです。ですが、①苗なのに大きな蕾をつけている ②星が丘テラスで開花しているミニヒマワリとよく似ている ③苗の数が多い...以上から、ミニヒマワリ? と推測をしていたのです。なので、声をかけてくださった方には「ミニなのではないかと賭けて植えています」とお答えしました。

作業を始めて1時間余り。背中にポツポツと冷たい感触。そこで新たな首脳会談。「降り始めたね。水やり、どうしようか」
蒸し暑い中、少人数で急いで植えたから、普段よりも疲れています。そして水やりは花ボラで最も力を使う作業。大量の雨が降るとわかっていれば水やりは省略できます。でも、ヒマワリで賭けをした上に、雨でも賭けをするのは危険。水やりは行うことにしました。

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気がつけば正午近く。2時間近く働いて夏らしい景色になりました。例年より早い梅雨のせいで二転三転しましたが、沿道のサルビアの朱色は、猛暑の中の通行人をを励ましてくれるでしょう。

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星が丘テラスの花壇のアジサイがあまりにも美しかったので、披露いたします。

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近年人気の白いアジサイとカシワバアジサイ。いずれも梅雨の季節にお似合いです。

長引くコロナ禍。いかに健やかに過ごすかは大きな課題ですね。

昭和33年に、高浜虚子(たかはま きょし)は以下の句を残しています。

日課なる昼寝をすませ健康に    

85歳で亡くなる2年前の句とのこと。人生50年とか言われていた時代の85歳は長命でしょう。「昼寝は大事」と、改めて思います。どうぞ皆様、お元気で。

(担当:植物園緑地造園係 丹羽幸恵)

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