メキシコウサギの草「サカトン」
昨年末にメキシコウサギ(現地語:テポリンゴ)を本園から北園へ移動したことに伴い移植した草(サカトン)。季節外れの移植のためか何株かは枯れていました。
テポリンゴにとってサカトンは、隠れ場所や食べ物になるとても大切なものです。このまま数が減ってしまう可能性もあるため、三種類のサカトンの種を数回、時期をずらしてまきました。発芽するまでに時間がかかりましたが、春先にはテポリンゴが隠れられるような、とても良い状態に成長してくれました。
しかしコロナ禍で臨時休園している期間中、気温の上昇などによりぐんぐん成長をし続けて、一部では共だおれで枯れはじめる所もでてきてしまいました。
テポリンゴには隠れ場所として使ってもらいつつ、お客さんには見えやすくなるように刈り込む予定でいますが、サカトンをちょうどいい状態でキープし続けるのもなかなか難しいです。
動物園飼育第二係 上山光喜