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10月20日、ニシローランドゴリラのシャバーニは19歳になりました。

オーストラリアのタロンガ動物園での慣れ親しんだ仲間たちに囲まれ育った群れでの生活から、単独名古屋へ移り東山のゴリラたちと新しい生活を始めたのは、2007年のことでした。

転入直後は、慣れない環境によるストレスもあったのか、メスたちに乱暴に接してひどい怪我を負わせることもあり、当時「暴君」というありがたくないあだ名をつけられたこともありました。しかし年月が経過し、すべてのメスたちがシャバーニの傘下に収まった形になってからは、今度は群れの仲間を見守る立場になりました。

群れの仲間を見守るシャバーニ(上）

そして、2012年にキヨマサ、2013年にアニーが生まれたのちは、正真正銘の群れのリーダーになり、子どもたちにも優しく接する「名君」として君臨しています。（ちょっとほめすぎ？）
これからも元気に活躍してほしいですね。

左からシャバーニ、アニー、キヨマサ

動物園飼育第二係　　澁谷　康