カバの「重吉」が亡くなりました
- 2025年01月09日(木)
- 動物園
本日(令和7年1月9日)、東山動植物園で飼育展示していたカバの「重吉」が亡くなりましたことをお知らせします。
昨年春頃から足腰の状態が悪化し、最近はふらつくことが多くみられるようになったため、12月24日から展示中止としておりました。飼育員、獣医師によるケアのもと屋内でゆったりと過ごしていましたが、徐々に採食量も減り、起立が難しくなってきており、本日朝に亡くなっているのを飼育員が確認しました。
死因は腸炎でした。
重吉は平成9年12月12日にアドベンチャーワールドで誕生したオスで、27歳でした。
平成13年に来園した際に、二代目「福子」と共に、三代目「重吉」の襲名式及び結婚式が開催されました。
マイペースな性格で、周囲の環境に動じることなく、穏やかに生活しており、暑い日にはプールで長時間過ごすことを好み、鼻先だけを水面に出して浮かんでいる姿は、多くの来園者を和ませ、時折見せる大きな口を開けた迫力満点の姿が印象的でした。
平成15年に現在飼育しているメスの二代目「福子」との間に「小福」というメスの子を儲け、「小福」は現在、富士自然動物公園(富士サファリパーク)で暮らしています。
【献花台について】
令和7年1月10日(金)から1月19日(日)まで、北園カバ舎に設置します。
※お供えはお花とお手紙のみ受け付けます。
在りし日の重吉(令和6年8月26日撮影)