ホンドギツネの「紺」が亡くなりました
- 2024年10月01日(火)
- 動物園
昨日(令和 6 年 9 月 30 日)、東山動植物園で飼育展示していたホンドギツネの「紺」が亡くなりましたことをお知らせいたします。
高齢により足腰が弱くなり、最近はふらつくことが多くみられるようになったため、展示中止として屋内でゆったりと過ごしていました。
死因は老衰でした。
紺の死亡に伴い、当園でホンドギツネはご覧いただくことはできなくなりました。
紺は、2009 年 5 月 17 日に石川県金沢市大桑町で親とはぐれて衰弱した状態で保護され、その後、いしかわ動物園において人工哺育で育てられました。
約 1 歳のときに東山動植物園に来園しましたが、人工哺育で育ったためか、来園当初から人懐っこい穏やかな性格で、新しい生活にも比較的早く慣れてくれました。
一般的に隠れがちなキツネと違って、人をあまり恐れることがなかったので、かわいらしい姿を多くの方に見ていただけていました。
令和元年 9 月 16 日には敬老の日にちなみ、長寿動物の表彰を受けるなど、 高齢期になっても、昨年まで食欲の衰えも見せず元気に過ごしていました。
【献花台について】
令和6年10月2日(水)から10月14日(月・祝)まで、こども動物園エリア日本産動物舎前に設置します。
※お供えはお花とお手紙のみ受け付けます。
在りし日の紺(令和5年11月29日撮影)
いままで紺をかわいがり見守ってくださり、ありがとうございました。