アミメキリンの「マオ」が亡くなりました
- 2024年03月10日(日)
- 動物園
本日(令和6年3月10日)、東山動植物園で飼育していたアミメキリンの「マオ」が死亡しましたことをお知らせいたします。
妊娠初期の昨年5月頃から右後肢の具合が悪くなり、昨年末からはさらに悪化して屋内移動にも支障をきたすようになりました。併せて食欲が減退し、妊娠しているにもかかわらず見た目にも痩せてきました。3月3日に出産には至りましたが、仔は起立できずに衰弱し、3月5日未明に死亡しています。飼育係員や獣医師が食欲を促すために手を尽くし、出産後の採食量について回復傾向がみられましたが、本日の朝、飼育係員が起立できない状況を発見し、その後、残念ながら11時45分に死亡が確認されました。
死因は起立不能による呼吸器不全でした。
マオは2007年10月6日浜松市動物園で生まれ、2009年12月7日に東山動植物園へ来園しました。
2013年からトリノとの間に5頭の仔をもうけ、種の保存に貢献しました。現在もそのうち3頭が国内の動物園で飼育されています。
性格は穏やかで、群の他のキリンとの相性も良く、育児上手でした。友好的でイベント時には先頭に立って活躍してくれるなど、ファンの多い個体でした。また、首の付け根あたりにハートマークの模様があることも話題になりました。
【献花台について】
令和6年3月12日(火)から3月24日(日)まで、キリン舎前に設置します。
※お供えはお花とお手紙のみ受け付けます。
在りし日のマオ(2023年9月18日撮影)
いままでマオをかわいがってくださり、ありがとうございました。