コアラの「ココ」が亡くなりました
- 2023年09月13日(水)
- 動物園
令和5年9月13日にコアラのココ（メス13歳）が亡くなりましたことをお知らせします。
左手首の骨軟骨腫に起因する衰弱死です。
左手首に発生した腫瘍のため、令和3年11月からバックヤードにて個別飼育管理しておりました。
令和5年5月より左手首の腫瘍が悪化したため、さらに外傷治療を続けてまいりました。9月12日に、採食量の低下と止まり木からの落下がみられたため、転落防止柵のついた飼育エリアに移動しましたが、飼育員が本日の朝に死亡しているのを発見しました。
飼育員や獣医師が手を尽くしてきましたが、残念な結果となってしまいました。
ココは、東山動植物園から埼玉県こども動物自然公園へブリーディングローンで貸出していたオスのコアラであるティムタムの仔として平成22年に誕生し、平成24年3月12日に来園しました。
気性の荒い面がある一方、他個体の産んだ仔の面倒をよく見るなど、やさしい一面のある個体でした。
治療のためバックヤードにて飼育していましたが、SNS等で定期的に情報を公開しており、海外からのファンも多い個体でした。
不自由な左手を使わずに右手と両足で上手に木に上り下りしており、非公開となった後も活発に活動していました。
皆さま、ココをかわいがってくださり、ありがとうございました。
【献花台について】
9月14日（木）から9月24日（日）までコアラ舎屋内観覧エリアにおいて献花台を設置します。
※お供えはお花とお手紙のみ受け付けます。
在りし日のココ（令和5年4月17日撮影）
