チンパンジーの「アキコ」が亡くなりました
- 2023年09月07日(木)
- 動物園
令和5年9月7日にチンパンジーのアキコ（メス44歳）が亡くなりましたことをお知らせします。
死因は糖尿病による多臓器不全です。
削痩が見られたことから8月7日より群れから隔離して飼育し、鎮静下で詳しく検査した結果、重度の糖尿病であることが確認されました。糖尿病治療を開始し、回復を目指して取り組んでまいりましたが、9月7日朝、飼育員が死亡しているのを発見しました。普段から職員が体調管理に特に気にかけて手を尽くしてきましたが、残念な結果となってしまいました。
2010年8月26日に高知県のわんぱーくこうちアニマルランドより来園し、小柄な体格で非常におとなしい性格でした。2013年に左腕の麻痺に起因する壊死がみられたことから、肘から先を切断しました。治療中は患部を保護するギブスを外すこともなく、我慢強い姿を見せてくれました。隻腕のチンパンジーとなりましたが、群れにも合流し穏やかに生活していました。群れの幼子の面倒をよく見るなど優しい一面もあり、来園者からも愛されてきた個体でした。
皆さま、アキコをかわいがってくださり、ありがとうございました。
【献花台について】
9月8日（金）から9月18日（月・祝）までゴリラチンパンジー舎屋内観覧エリアにおいて献花台を設置します。
※お供えはお花とお手紙のみ受け付けます。
在りし日のアキコ（令和5年7月16日撮影）
