植物園長の庭「秋色の花達」

2026年10月01日(木)

植物園では早秋の花達が花盛りです。
透明感の増してきた青空に揺れる、落ち着いたシックな色合いの花達が
季節の移り変わりを感じさせてくれます。

今回は、園内で見頃の秋の花達をご紹介します。

【宿根草園】
ワレモコウ、シュウメイギク、ミヤギノハギ、カクトラノオ等が咲いています。
ワレモコウ(吾亦紅)は秋の山野草の代表的な花で、秋の季語にもなっています。紅色の部分は花弁ではなく、萼(ガク)が発達したもの。
すっきりとした花姿で、茶花としても重宝されます。

【写真1】0930 ワレモコウ@宿根草園.JPG

ワレモコウ。お花畑でも咲いています

シュウメイギク(秋明菊)は中国原産の帰化植物で、
名前に"キク"とあるものの、キク科ではなくキンポウゲ科(アネモネの仲間)です。

【写真2】0930 シュウメイギク4@宿根草園.JPG   シュウメイギク。白花も咲いています

ミヤギノハギ(宮城野萩)は、宮城県の県花とされています。
パープルがかったピンクの花は、まるで蝶が舞っているよう。

【写真3】0918 ミヤギノハギ2@宿根草園.JPG

ミヤギノハギ。白花も咲いています

花ではありませんが、コムラサキ(小紫)の実も色づいてきました。
たわわな実が日光を浴びてツヤツヤしています。

【写真4】コムラサキの実.JPG色づき始めたコムラサキの実


【お花畑】
ローゼルソウ、サルビア・レウカンサ、パンパスグラスなどが見頃です。
ローゼルソウはズーボのおうちの前で見ることができます。
咲いたその日にしぼんでしまう一日花ですが、次々に新しい花が咲きます。
果実はハーブティーやジャム等として食べることができます。

【写真5】ローゼルソウ.JPGローゼルソウ。黄花も咲いています

お花畑休憩所の横では、サルビア・レウカンサが咲いています。
ふわふわと柔らかそうな花穂が風に揺れています。

【写真6】サルビア・レウカンサ.JPG

サルビア・レウカンサ。風に揺れる花穂

お花畑の一番高い場所にあるアベマキデッキからは
青空を映すスカイタワーと名古屋駅方面の高層ビルが見えます。

【写真7】アベマキデッキからの眺望.JPGアベマキデッキからの眺望

パンパスグラスの穂を愛でながら、ベンチで一休みも良いと思います。
青空と草花の香り、頬を撫でる風が心地よい季節です。

【写真8】お花畑のベンチ.JPGお花畑のベンチ。背後にパンパスグラス

【源氏の庭】
オミナエシ、シモバシラの花のほか、ヤブミョウガの花と実が楽しめます。
ヤブミョウガ(藪茗荷)は、白い花と青い実のコントラストが面白く、
まるでお洒落なブローチのよう。よく見ると白い花も可愛らしいのです。

【写真9】ヤブミョウガの花と実.JPGヤブミョウガ。白い花と青い実

【也有園】
武家屋敷門の近くで、アイ(藍)が咲いています。
古くから藍染の原料や薬用植物として利用されてきました。
"藍の花"は秋の季語でもあるそうです。

【写真10】アイの花.JPGアイ。1年草です。

他にもご紹介したい植物がたくさんありますが、
それはまた別の機会に。
気温も落ち着いてきました。IMG_1257.JPGIMG_1327.JPGIMG_1398.JPG
一足早い秋を感じに、是非ご来園ください。

植物園長 平泉

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