スリランカから来たジャングルキャット

2026年08月03日(月)

先日亡くなったジャングルキャットのキリーはスリランカ国立動物園から来園した個体でした。
東山動植物園がこれまでに飼育してきたネコ科の動物は、飼育台帳の記録を見る限り20種以上(23種ほど)。そのひとつにジャングルキャットがあります。

1970年から1993年まで飼育し、その後一旦は途絶えていましたが、2019年からは来園したカイリヤとキリーとその子どもです。

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ジャングルキャットの子ども

スリランカ国立動物園といえば、アジアゾウのアヌラとコサラの故郷で、東山とはアジアゾウをきっかけに交流が始まりました。
とくにアヌラの出産のときには、現地で出産時のケアの仕方を学ばせていただくだけでなく、出産直前には、分園であるピンナワラの動物園長に来ていただいて、指導をいただいたこともありました。

また動物交流も行われ、東山からはカリフォルニアアシカやアカカンガルーを贈り、2019年に贈られたのがジャングルキャットです。

アジアゾウ出産のころからお世話になっていたDammika Malsinghe 園長(当時)からジャングルキャットを飼ってみないかと提案され、カイリヤとキリーの名前も彼女が命名してくれたものです。

今も国内では東山しか飼育しておらず「種を維持していくためには、海を越えた連携が必要だよね」と彼女と話していましたが、スリランカ経済危機以降はその関係も少し途絶えてしまっています。

種の保存は一つの動物園だけでは続けていけませんので、国内外問わず、連携を密にしながら飼育繁殖を進めなければと思います。 

動物園長 茶谷公一

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