植物園長の庭「7/28ガストフロントによる被害」

2026年08月01日(土)

7月28日14時過ぎ、猛烈な雨と突風により、園内では多数の倒木、幹折れ、枝折れの被害が発生しました。
名古屋市気象台のデータによると、14時20分の最大瞬間風速は27.1m/sを記録しており、まるで台風のような風雨であったようです。
後日、気象台から「ガストフロント※」の可能性が高いとの発表がありました。

※ガストフロント:積乱雲の下で形成された冷たい(重い)空気の塊が、その重みにより温かい(軽い)空気の側に流れ出すことによって発生する激しい突風のこと

その時間帯は、「雷かな?」と思う間もなく、みるみる窓の外が暗くなり、
横殴りの雨と風で視界は真っ白に。

風雨が治まってきてから、安全確認のためすぐに職員が園内を巡視しましたが、
折れた枝があちこちに散乱し、惨憺たるありさま。
危険な場所はただちにバリケードで封鎖し、撤去作業を開始しました。

幸い人的被害はありませんでしたが、肝を冷やしました。

植物園内では、花園橋付近(アメリカ産植物見本園、シャクナゲの森、宿根草園)で被害が大きかったように思います。

【写真1】折れ枝(宿根草園のヌマスギ).JPG

【折れ枝(宿根草園のヌマスギ)】

【写真2】倒木(アメリカ産植物見本園のストローブマツ).JPG

【倒木(アメリカ産植物見本園のストローブマツ)】

【写真3】倒木(シャクナゲの森のユリノキ).JPG【倒木(シャクナゲの森のユリノキ)】

洋風庭園では、「カイノキ」の大枝が折れ、その衝撃で幹割れが発生してしまいました。樹体のバランスも大きく損なわれてしまい、このままでは幹割れが進んで倒れてしまう可能性が高いと思われます。

【写真4】折れ枝(洋風庭園のカイノキ).JPG【折れ枝(洋風庭園のカイノキ)】

【写真5】カイノキの幹割れ。折れ枝は撤去済.JPG【カイノキの幹割れ。折れ枝は撤去済】

カイノキは、植物園に秋の訪れを告げる樹木として皆さまに親しまれてきました。
【過去のブログ:洋風庭園のカイノキの紅葉】
このような復旧が困難な被害を受けてしまったのは大変残念です。
苦渋の決断ではありますが、上部を撤去し、根株から新たな脇芽が出ることを期待したいと思います。

8月7日(金)には、アメリカ産植物見本園から花園橋までの園路を
終日通行止めにし、樹木の撤去作業を行う予定です。
ご来園の皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、
園内の安全確保のため、ご理解とご協力をお願いいたします。


植物園長 平泉

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