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猫みたいな花 タッカ(温室前館東花卉室)
黒くてひげがある、猫みたいな花が咲きました!
クロバナタシロイモ(タッカ・シャントリエリ)です。ブラックキャットともいうそうです。やっぱり。

よく見ると、中央に花が集まっていますね。
おしべとめしべはどこ? (おしべとめしべの名付け親の伊藤圭介先生の出番かも。教えてー)
観察すると、花びら(花弁)はわからないけれど、お椀状の器の中におしべとめしべがありそう。図鑑で調べると、真ん中は柱頭(=めしべ)でその周りに6つあるものがおしべで、花びら(ここでは花被片)は外側に3枚、内側に3枚あることわかりました。お椀状のものが花びら(花被片)なんですね。
うん? なんだかランやユリみたいな数と形ですね。そう、単子葉植物でした! 今、花盛りのユリの柱頭もこんな感じだなーと。納得。
花の周囲にある猫のひげのような糸状のものは、花をつけなかった花柄(花柄=一つ一つの花を支える枝)で、長く伸びているのだそう(諸説あります)。開きかけの時も目立ちますね。
うん? なんだか、以前にスモークツリーでもそんな説明(不稔の花柄が伸びて煙のように見える)を聞いたことがあるような...。
花を支える役目がなくなったのに、どうして? 私たちを楽しませてくれているのでしょうか。
タッカ・シャントリエリ(クロバナタシロイモ、ブラックキャット)
Tacca chantrieri Andre
不思議な花の形をしている植物を見つけると、まず観察するのは、おしべとめしべ、それから花びら(花弁)。どのようについているのか、「花びら(花弁)」なのか、「がく」なのか、「苞(ほう)」なのか...。花びらモドキはたくさんありますので騙されないようにしないと。
タッカの場合、花びら(花弁)のように見える大きなものは、苞(ほう)。その真ん中に星形の花が咲くようですが、上の写真のように、曲がってしまうみたいでよくわかりませんね。しかし、下の方に垂れている花は、ばっちり、よくわかります。

植物園 大橋
注)単子葉植物の花は、「がく」と「花びら(花弁)」の区別がつかなかったり、両方の特徴を持っていたりするため、俗にいう「花びら(花弁)」を「花被片」と呼んでいます。
引用文献:「園芸植物大辞典」(1994)小学館
