植物園長の庭「ハンゲショウが咲いています」

2026年07月03日(金)

梅雨の湿気の中、植物たちの葉が茂り植物園全体の緑色が増しています。
そんな中、也有園や奥池のほとりでは「ハンゲショウ」が涼しげな白い葉を茂らせています。花の咲く時期から「半夏生(ハンゲショウ)」、半分だけ化粧をしたような様子から「半化粧(ハンゲショウ)」、「片白草(カタシログサ)」とも呼ばれるそうです。

【写真1】0630 ハンゲショウ3@也有園.JPG

ハンゲショウ(也有園)

暦でいう"半夏生"は、1年を二十四に分けた「二十四節気」をさらに3分した「七十二侯」のひとつで、夏至(げし)の日から数えて11日目にあたる日のこと。ちょうどこの頃に、田んぼや畑で「半夏(はんげ・カラスビシャク)が生える時期」だから"半夏生"だそうで、今年は7月2日(水)が半夏生です。"半夏生"の頃に白くなる「ハンゲショウ」と紛らわしいですね。

暦の"半夏生"は、この時期までに田植えや畑仕事を終わらせるという大切な目安だったそうで、半夏生の日に合わせて関西ではタコ、福井では鯖を食べる風習があるとか。

【写真2】0630 ハンゲショウ3@奥池.JPG

ハンゲショウの白い葉と花(奥池)

また、ハンゲショウの学名はSaururus chinensisですが、
属名の Saururus はラテン語で「トカゲの尻尾」の意味だそうで、
白くひょろりと伸びた花の形を上手く表現しているなと思います。


ハンゲショウ以外にも宿根草園やお花畑でも様々な花が咲いています。

【写真3】0630 パイナップルリリー2@宿根草園.JPG

パイナップルリリー(宿根草園。これはまだつぼみ)

【写真4】0630 ムラサキバレンギク2@宿根草園.JPG

ルドベキア(宿根草園)

【写真5】0630 ヤブカンゾウ@宿根草園.JPG

ヤブカンゾウ(宿根草園)

【写真6】0630 ムラサキバレンギクとベンチ@お花畑.JPG

ムラサキバレンギク(お花畑)

【写真7】0630 リアトリス(和名キリンギク)とエリンギウム@お花畑.JPG

リアトリス(お花畑)

蒸し暑い中ですが、植物は今日も元気に咲いています。
今の時期しか見られない植物達の姿をぜひ見に来てください。

植物園長 平泉

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