オフィシャルブログ
Official Blog

長く咲いている黄色のニコチアナ(宿根草園付近)
2026年06月09日(火)
ゴールデンウィークから咲き続けている優秀な草花がこのニコチアナ。
ニコチン? そう、煙草と同じ属(Nicotiana)の植物です。
煙草に使われるのはニコチアナ・タバクムNicotiana tabacumと、ニコチアナ・ルスチカ Nicotiana rusticaの2種類だそうです。
花を観賞するものはハナタバコと呼ばれています。
宿根草園付近に植えられているニコチアナ(宿根タバコ)は、花が淡い黄色で他の植物と干渉せず溶け込んで、使いやすい植物です。
柔らかく清楚な感じになります。
花数とともに背の高さもあって、見ごたえ有りです。

星形で長い花の形と、触ると少しべとべとする感触も印象に残ります。
夕方になるとほのかに香りが...。
ゴールデンウィークの頃と現在を比べても美しく遜色ありません。
今の方がアナベルやチェリーセージが大きくなり咲き出して、にぎやかになりました。

【5/2の様子】

【6/1の様子】
ナスやトマト、ペチュニアと同じ仲間(ナス科)なので、花の形も似ていますよ。
花が落ちていたら少し見てみましょう。
桜のように花びら(花弁)がわかれていません。
桜は5枚にわかれた花びら(離弁花)ですが、こちらは花びらが合わさったような大きな1枚の花びら(合弁花)です。
「花びら(淡い黄色の部分)」も「がく(緑色の部分)」もその基部はつながっていて筒状です。
花びらの筒の部分を開いてみたら、おしべは花びらに途中(筒の長さの2/3くらいのところ)までくっついていて、その先はひらひらと自由な状態になっています。めしべはそのようになっていません。
こんな観察をしてしまうと、「おしべが花びらになることがある」のも頷けてしまいます。
ナス科の植物ですから植え付け場所には注意が必要です。
連作障害といって、同じ場所で栽培し続けると生育が悪くなってしまうからです。
植物園 大橋
