中北薬品株式会社様より「いのちのガーデン」整備はじめ伊藤圭介の普及啓発に関するご支援をいただきました!

2026年05月15日(金)

ブログをご覧のみなさま、伊藤圭介という名古屋の偉人をご存知でしょうか?


伊藤圭介は、名古屋・呉服町(今の中区丸の内付近)に生まれ、若くして「尾張本草学(おわりほんぞうがく)」を学び、江戸末期から明治初めにかけて活躍した日本を代表する植物学者です。

「本草(ほんぞう)」とは薬や食べ物となる植物のことで、医師でもあった伊藤圭介は、シーボルトから贈られた「Flora Japonica(日本植物誌)」というラテン語の本を研究して、「おしべ」、「めしべ」、「花粉」といった言葉を生み出しました。

日本で最初の理学博士としても有名です。

写真①伊藤圭介「86歳」2-1.jpg[伊藤圭介]

当園ではそんな伊藤圭介の功績を多くの皆様に知っていただこうと普及・啓発に関する様々な取り組みを行っておりますが、このたび、中北薬品株式会社様から当園の取り組みに対して、植物園内の整備や伊藤圭介日記の翻訳費用など総額1,600万円相当のご支援をいただきました。誠にありがとうございます!

今回のご寄附は、薬業を生業とし、今年で創業300周年を迎えられる中北薬品株式会社様が、「薬草」を通して深いご縁のある「伊藤圭介」にかかる当園の取り組みにご賛同いただいたことによるものです。

今後も「伊藤圭介普及啓発サポーター」として継続的にご支援をいただく予定です。

先日、4月25日(土)には、この多大なご支援に対する感謝状を市長より贈呈させていただきました。

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贈呈式の会場は、ご支援いただいた内容のひとつである、植物園内中国産植物園林の一部を再整備した「いのちのガーデン」です。

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「いのちのガーデン」には、キササゲなどの薬用植物や、天保の大飢饉に苦しむ人々を救うために伊藤圭介が著した「救荒食物便覧(きゅうこうしょくもつびんらん)」に掲載されている植物などが植えられています。

この場所は植物園内の散策路「薬草の道」のゴールでもあるので、薬草の道を歩いた皆様に、先人たちの知恵や思い、「いのち」への敬意を感じていただけたらと思います。

写真④.jpg[贈呈式ではキササゲの植樹も行いました]

植物園にお越しの際は、ぜひ「いのちのガーデン」に足をお運びください。

また、伊藤圭介に関する情報は下記特設サイトでも発信しておりますので、ぜひご覧ください。

伊藤圭介特設サイト
(リンク:https://www.higashiyama.city.nagoya.jp/ito-keisuke/

中北薬品株式会社様、このたびは本当にありがとうございました。


管理課 岩田

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