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植物園長の庭「ばら、バラ、薔薇」
5月の花と言えば、バラ。
東山植物園のバラ園には約230品種900本のバラが植えられています。
今年も続々と咲き始めています。例年より、少し早いような...。
しとしと雨の中、咲きはじめたバラの写真を撮ってきたのでご紹介します。雨露を飾ったバラも美しいものです。
まずは、「紅(くれない)」。名前のごとく、まさに深紅の花色、端正な形が美しいです。
【写真1】紅。スカイビューに近い階段の途中にあります。
ラベンダー色の花色の「たそがれ」。日本で作出された品種です。
最近は紫の花色のバラも増えてきましたね。
【写真2】たそがれ。紅の近くにあります。
澄んだ花色が美しい「桜貝」も咲き始めています。
こちらも日本で作出されたもの。
日本で作出された品種は名前も味わい深いです。
写真を撮ってみて思いましたが、このバラは雨露が似合う気がします。
たおやかな大和撫子の風情。
【写真3】桜貝。たそがれのちかくにあります。
「ヘレン・トロウベル」はまだつぼみですが、
これはこれで満開とはまた違った趣があります。
サーモンピンクから咲き進むにつれて花色が変化します。
アメリカのオペラ歌手ヘレン・トロウベルに捧げられたバラ。
紅の横の階段を上がって右側の園路沿いにあります。
【写真4】ヘレン・トロウベル
次は「アンブリッジ・ローズ」。
アプリコット色の花色のカップ咲きで、香りが強い品種です。
紅の横の階段を上がって左側の園路沿いにあります。
【写真5】アンブリッジ・ローズ
どんどんいきます。
次は「ダブル・デライト」。芳香が強いバラとして有名です。
もう少し咲き進むと、中のクリーム色がはっきりしてくるかも。
花園橋・アメリカ産植物見本園に近いところにあります。
【写真6】ダブル・デライト。
20世紀を代表する名花「ピース」。まだつぼみです。
淡い黄色にピンク色の覆輪が入る、大輪の花を咲かせます。
バラ園の中央部付近に植えられています。
【写真7】ピース。まだつぼみ。
白花の名花「ヴィルゴ」。"最も美しい白薔薇"として人気が高いバラ。
こちらもまだ、つぼみで、純白の花は開いていません。
個人的には、この花は青空が似合う気がします。
旧壁泉沿いの園路を歩くと植えてあります。
【写真8】ヴィルゴ。咲くのが楽しみです。
バラ園の外周部分、花園橋に向かう園路沿いのトレリスには、
ツルバラの「マリーヘンリエッテ」が咲いています。
ピンクの花色が可愛らしい、ロゼット咲き。
【写真9】マリーヘンリエッテ
最後にご紹介するのは「サンショウバラ」。
人の手による作出ではなく、日本固有種、かつ絶滅危惧種(VU)。
ピンクの花が可憐です。
旧壁泉の近くで咲いています。
【写真10】サンショウバラ。葉の形がサンショウに似ている。
バラ園の中ではバラの良い香りがして、贅沢な気持ちになります。
バラ園は、まだこれからが最盛期。
ぜひ、美しいバラ達の香りに包まれに来てください。
植物園長 平泉
