植物園長の庭「ばら、バラ、薔薇」

2026年05月01日(金)

5月の花と言えば、バラ。
東山植物園のバラ園には約230品種900本のバラが植えられています。

今年も続々と咲き始めています。例年より、少し早いような...。
しとしと雨の中、咲きはじめたバラの写真を撮ってきたのでご紹介します。雨露を飾ったバラも美しいものです。

まずは、「紅(くれない)」。名前のごとく、まさに深紅の花色、端正な形が美しいです。

【写真1】0430 バラ(紅)@バラ園2.JPG

【写真1】紅。スカイビューに近い階段の途中にあります。

ラベンダー色の花色の「たそがれ」。日本で作出された品種です。
最近は紫の花色のバラも増えてきましたね。

【写真2】0430 バラ(たそがれ)@バラ園.JPG

【写真2】たそがれ。紅の近くにあります。

澄んだ花色が美しい「桜貝」も咲き始めています。
こちらも日本で作出されたもの。
日本で作出された品種は名前も味わい深いです。
写真を撮ってみて思いましたが、このバラは雨露が似合う気がします。
たおやかな大和撫子の風情。

【写真3】0430 バラ(桜貝)@バラ園.JPG

【写真3】桜貝。たそがれのちかくにあります。

「ヘレン・トロウベル」はまだつぼみですが、
これはこれで満開とはまた違った趣があります。
サーモンピンクから咲き進むにつれて花色が変化します。
アメリカのオペラ歌手ヘレン・トロウベルに捧げられたバラ。
紅の横の階段を上がって右側の園路沿いにあります。

【写真4】0430 バラ(ヘレン・トロウベル)@バラ園.JPG

【写真4】ヘレン・トロウベル

次は「アンブリッジ・ローズ」。
アプリコット色の花色のカップ咲きで、香りが強い品種です。
紅の横の階段を上がって左側の園路沿いにあります。

【写真5】0430 バラ(アンブリッジ・ローズ)@バラ園.JPG

【写真5】アンブリッジ・ローズ

どんどんいきます。
次は「ダブル・デライト」。芳香が強いバラとして有名です。
もう少し咲き進むと、中のクリーム色がはっきりしてくるかも。
花園橋・アメリカ産植物見本園に近いところにあります。

【写真6】0430 バラ(ダブル・デライト)@バラ園.JPG

【写真6】ダブル・デライト。

20世紀を代表する名花「ピース」。まだつぼみです。
淡い黄色にピンク色の覆輪が入る、大輪の花を咲かせます。
バラ園の中央部付近に植えられています。

【写真7】0430 バラ(ピース)@バラ園.JPG
【写真7】ピース。まだつぼみ。

白花の名花「ヴィルゴ」。"最も美しい白薔薇"として人気が高いバラ。
こちらもまだ、つぼみで、純白の花は開いていません。
個人的には、この花は青空が似合う気がします。
旧壁泉沿いの園路を歩くと植えてあります。

【写真8】0430 バラ(ヴィルゴ)@バラ園.JPG
【写真8】ヴィルゴ。咲くのが楽しみです。

バラ園の外周部分、花園橋に向かう園路沿いのトレリスには、
ツルバラの「マリーヘンリエッテ」が咲いています。
ピンクの花色が可愛らしい、ロゼット咲き。

【写真9】0430 バラ(マリーヘンリエッテ)@バラ園.JPG
【写真9】マリーヘンリエッテ

最後にご紹介するのは「サンショウバラ」。
人の手による作出ではなく、日本固有種、かつ絶滅危惧種(VU)。
ピンクの花が可憐です。
旧壁泉の近くで咲いています。

【写真10】0430 バラ(サンショウバラ)@バラ園.JPG
【写真10】サンショウバラ。葉の形がサンショウに似ている。


バラ園の中ではバラの良い香りがして、贅沢な気持ちになります。
バラ園は、まだこれからが最盛期。
ぜひ、美しいバラ達の香りに包まれに来てください。

植物園長 平泉

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