職人技

2026年01月22日(木)

 タイトルからだと動物園か植物園の話を想像されるかもしれませんが、今回は動物会館の中にある図書室のリニューアルの話をします。
 話が見えないことに加え、知らない単語が増えた方もいるかと思いますが、動物会館は正門から入園してすぐ右手にある茶色の大きな建物になります。この建物の中では動物に関係する展示を行っています。その動物会館の入口から一番奥に図書室があります。こちらには専門書からお子様向けの絵本、果ては漫画まで、動物に関する多種多様な本が置いてあり、それらを図書室内で読むことができます。入園者なら誰でも入館することはできますが、現在は建物の改修工事を行っているため、動物相談窓口と講座を行っているホールを除いて入館することはできません。
 改修工事で建物を閉館せざるを得ないため、この機会に図書室をリニューアルすることになりました。室内全体をリニューアルしますが、その中でも本棚、机、椅子、床は愛知県産の木材でリニューアルします。
 話が何となく見えてきたかと思いますが、床張り作業を大工さんが行いました。業界では珍しく無いみたいですが、大工さん1人で2週間かけて完成させました。その作業は正確かつ素早く、まるで流れるように作業していくため、見ていて清々しくなるものでした。文字ばかりでは飽きると思いますので、写真で作業風景を紹介します。

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① 捨て張り作業
  床の強度を持たせるため、床材の下に板を2枚張っています。

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② 作業台と床下の配線
  左手が作業台で、作業が進むにつれて移動します。中央から右手が床下の電気関係の配線になります。この穴を開けるのも一苦労でした。

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③ 首切りと床の仕上がり
  柱を少し切り、切った部分に床を入れる技を首切りと呼びます。おっかない呼び名ですが、床の仕上がりが良くなります。

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④ 合わせる作業
  幅が合わないところや壁際の部分は材の裁断が必要になります。測る、切るを迷わず行う様は見事でした。

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⑤ 配線用の穴あけとその作業
  床下に配した配線を床に設置するため、床合わせて板3枚に、各作業の工程で穴を開けます。表面の床材が一番固くて難敵で、この写真では床材3枚にまたがるため、養生テープで貼って丸く穴を開けています。

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⑥ 床が完成
  床に養生用マットを貼って完成。

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⑦ 柱の仕上げ作業
  釘穴を隠すために木材を釘穴に入れ、それを切ってやすりで削って仕上げています。これで床と柱の作業は完了になります。作業いただいた大工さん2週間お疲れ様でした。

 動物会館の改修工事は今年の夏頃に終わるため、図書室のリニューアルオープンも同じく今年の夏頃を予定しています。小さな図書室ですが、まだまだリニューアルオープンに向けた作業は続きます。たくさんの方々に図書室を使ってもらえるように、今後も多くの方々の技が駆使されますので、どうぞ新しい図書室を楽しみにしていてください。最後は新図書館の完成イメージになります。

 

⑧パース_ページ_1.jpg

管理課 大杉

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