「バードトイをつくろう」のその後
8月10日に夏休みワークショップ「バードトイをつくろう」を開催しました。これは、園内で出た木や竹などの端材を使い、インコやオウムが遊ぶおもちゃ「バードトイ」を作っていただきました。
初めに担当の飼育員が、動物園での鳥たちの暮らしや、バードトイを使う様子を紹介しました。
バードトイの製作では、参加者みなさまのアイデアが光っていました!
私も事前に試作をしましたが、その時には思いつかなかった材料の組み合わせでどんどんバードトイが完成していき、「なるほどそう使うのね!」と驚きの連続でした。

最後にはみなさまが作ったバードトイの「こだわりポイント」を紹介してもらいました。「こう使ってくれたらいいな」や「ここにエサを入れたら長い時間をかけて取ってくれるはず」など、東山動植物園のインコやオウムを思い浮かべながら製作していただき、とても嬉しく思いました。

ワークショップ開催から日が空いてしまいましたが、作っていただいたバードトイを鳥たちに実際に与えてみました。それぞれ、反応が違うのでぜひ動画をご覧ください。
なんだこれ!となかなか近づかない個体や、隠したエサをすぐに探して食べる個体、次の日にはボロボロに分解している個体(ちなみにヤシオウム)など...
動画に登場するヒメコンゴウインコは、紐に掴まって逆さまになってエサを探しています。これを見ると、インコの足の器用さや掴むことが得意なのがよくわかります。
みなさまに作製していただいたバードトイで、鳥たちの様々な行動を引き出し、少しでも生活をより豊かにすることができたかなと思います。ワークショップにご参加いただき、ありがとうございました。
環境教育解説員 大平








