フタユビナマケモノに関する大切なお知らせ
2024年06月20日(木)
当園ではフタユビナマケモノのペア、ゴローとクリスティーヌ、その子供のラッキーとハッピーの4頭を飼育しています。
ラッキーは人工哺育で育ちましたが、立派に大きくなり一人立ちしました。ハッピーも同じく人工哺育になってしまいましたが、現在すくすく育っています。(ハッピーは現在非公開です)
ゴローとクリスティーヌは同居していて、ラッキーは隣の部屋で1頭で生活していました。また、ゴローとクリスティーヌにはラッキーとハッピーの前にも子供たちがいて、しっかり子育てしていました。しかし高齢で8年振りの出産ということもあってか、ラッキーをうまく育てることが出来ませんでした。そして続けてハッピーを出産し、今回はうまく育てているように思えたのですが、結局人工哺育になってしまいました。
2年連続で人工哺育になってしまったことや、これまでもこのペアで何度か繁殖をしたことを踏まえ、もうこのペアでの繁殖はさせないという判断が下りました。
左 クリスティーヌ 右 ゴロー
いつもピッタリ寄り添って寝ていたり、どちらかが食事や排泄を始めると何故か一緒になってしたり、20年一緒に過ごしてきた本当に仲の良いペアでした。そのため年齢的にもう繁殖をさせないのであれば、避妊もしくは去勢手術をするという提案もしましたが、どちらも高齢なことや、雌だけではなく、睾丸が露出していないナマケモノは雄も開腹手術になることから、手術のリスクが高いため別居という方法をとることになりました。
3月の頭にクリスティーヌとラッキーの入れ替えを行いました。不安もありましたが、何度も練習をしたかいもあり、ゴローはラッキーを受け入れてくれ、クリスティーヌも意外と一人暮らしを満喫している様子でした。
その後の経過について、続けてまたブログで紹介します。
動物園 原
