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令和５年７月１日（土）に第３７回東山再生フォーラムを開催しました。

今回のフォーラムでは、「どうする？東山湿地」とタイトルを冠し、講演やパネルディスカッションを行いました。

講演では、講師に愛知学院大学教養部准教授の富田啓介さんをお招きしました。

「東山地区の湿地・水辺を再生して地域に活かそう」という題目で、東山湿地の特徴や現状の問題点、保全活動における地域・企業の関わり方などについて、詳しくお話をしていただきました。

次に、富田さんにコーディネーターをしていただきパネルディスカッションを行いました。

パネリストとして、名古屋産業大学准教授の長谷川泰洋さん、豊橋市文化財センター学芸員の贄元洋さんをお招きし、東山動植物園からは飼育員の藤谷武史が参加しました。

まず、話題提供として、藤谷から「東山の森に棲む新種オワリサンショウウオ」という題目で、長谷川さんから「伐って育てる雑木林と湿地再生」という題目で、贄さんから「葦毛湿原の再生事業」という題目でお話をしていただき、その後、質疑応答やディスカッションを行いました。植生の遷移が進み、湿地の動植物が減少している状況や、湿地の再生方法など具体的で貴重なお話を聞くことができました。

最後に、ＮＰＯ法人なごや東山の森づくりの会 会長の滝川正子さんから東山の森での湿地再生活動のお話と、講座のご紹介などがあり、３時間ほどにわたる東山再生フォーラムが終了しました。
当日は、暑い中、定員の１００席が満席となるほどの方にご参加いただき、東山湿地への関心の高さがうかがわれました。
これからもみなさんにご満足いただけるような講演会を企画してまいります。
みなさんのご応募をお待ちしております。

東山総合公園　再生整備課