やさしいソラ、ありがとう
7月24日にライオンのソラが亡くなりました。
先月18日に11歳を迎えたばかりでまだまだ元気に過ごしてくれるものだと思っていました。
朝、横たわっている姿を見たときは信じられず、名前を呼んだり音を立てたりして何とか反応してくれないかと願いました。
まさか、そんなはずはないと何度も声を掛けましたが全く動いてくれませんでした。
いつも気を遣ってくれるやさしいソラでした。おもちゃを入れると壊すまで遊ぶルナとは違い、そーっと、ゆっくり遊ぶソラでした。
やさしい目でいつもこちらの動作を見ていて、これやればいいの?と察して動いてくれるソラでした。
最近の日課は外に出たときにすぐ横にある木で爪を研ぐことでした。室内からは見えにくく、最初は何をやっているのだろうと思っていましたが、ほぼ毎日やるのでこの木がお気に入りのようでした。少しずつ木が削れていくのを見て、ソラのためにがんばって立っていてねと願っていました。
急に逝ってしまったソラに何もしてやれず、申し訳ない気持ちでいっぱいです。ただ、亡くなった寝室に苦しんだ様子が見られなかったのがせめてもの救いでした。
ソラ、今までありがとうね。
ソラの分までサンとルナを大事にしていきます。
みなさま、ソラを大事にかわいがっていただき、ありがとうございました。
動物園飼育第一係 君島 久恵