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オフィシャルブログ

アジアゾウのワルダー

2023年07月14日(金)

 アジアゾウのワルダー(推定1971年生まれ、メス)は東山動植物園にいる5頭のアジアゾウの中で最年長のゾウです。ワルダーは人の事も他のゾウの事も好きで、オスゾウのコサラとは柵越しに体を触れ合う場面をよく見かけます。一方で、ワルダーは環境の変化に対して敏感な所があり、新しい環境に慣れるまでは他のゾウよりも時間を要します。

写真①IMG_0105.JPG

そんなワルダーは現在3つある運動場のうち一番広い運動場を利用しており、この運動場を利用し始めてからおよそ2年になります。

写真②IMG_0246.JPG

初め(2021年9月)は部屋から外の運動場に出ることもできなかったのですが、一歩ずつ歩ける範囲が広がり、2022年8月にはプールに入ることができるようになりました。その後も少しずつ移動できる範囲が広がり、今では運動場のおよそ3/4の範囲を移動できるようになりました。現在は残りの範囲を移動できるように継続して取り組んでいます。

ワルダーは慎重な性格のため、行ったことのない場所に自ら探索しに行くことは考えにくいです。なので、そこに行きたいと思わせるように泥浴び場を作ったり、網の袋にエサを入れて時間をかけて食べさせたりして、新しい場所に慣らしています。

7/14(金)に新トラ・オランウータン・コサンケイ舎がオープンしましたが、ワルダーがまだ行くことができない場所がその辺りなので、ワルダーが運動場の全範囲を自由に利用できるように、そして来園者の方々がワルダーを近くで見ることができるように今後も取り組んでいきます。

動物園飼育第一係 谷 佳明

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