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サバンナの思い出(4)

2022年09月10日(土)

2004年に訪れたケニア共和国の思い出をまとめたアフリカ紀行の第4回です。今回ご紹介する"ナイバシャ湖"は、前回のブログでご紹介しましたナクル湖と同様にケニア中央部にあるグレート・リフトバレー (大地溝帯)内に点在する湖の一つです。ケニアで2番目に大きい湖で、ボートに乗って水面のカバや水鳥の観察のできる「ボート・ サファリ」体験のできることでも知られます。

ナイバシャ湖のカバの群れ.JPGナイバシャ湖のカバの群れ

湖のほとりに小さな桟橋があり、何隻かの小さなボートが並んでいました。静かな湖面を滑るように進むとボートのエンジン音以外は何も聞こえません。たくさんの水鳥が気持ちよさそうに水面を泳いでいます。 程なく、水面に何やら黒色でうごめく物体が目に入ってきました。10頭くらいの群れのカバが水面から顔半分を出してこちらを眺めています。ガイドさんによれば、この湖には800 頭ものカバが生息し、日中はこのように水の中で潜っていますが、暗くなると草を食べるために上陸するとのことです。 水鳥はカワウ、モモイロペリカン、アフリカトキコウなどを観察することができました。淡水魚が多く生息しているようで、 モモイロペリカンは水面で編隊を組んでタイミングを合わせて潜むやり方で魚を追い込んで何度も捕まえようとしていました。

群れで魚を追い込んで狩りをするモモイロペリカン.JPG群れで魚を追い込んで狩りをするモモイロペリカン

ボート・サファリも終わりに近づいた頃、たいへん驚く場面に遭遇しました。キリンは水を嫌うと言われますが、 マサイキリンが浅瀬とはいえ水面を歩くという珍しい行動を見せてくれました。ガイドさんによればこの辺りは乾季では陸地になるとのことです。 大地溝帯をバックに静かな湖面をキリンが悠々と歩く! 今回のアフリカツアーで忘れることのできない光景の一つになりました。次回はマサイマラ国立動物保護区を訪れます。

絶景!水面を歩くマサイキリン.JPG絶景!水面を歩くマサイキリン

さて新着コーナーでもお知らせしていますが、9月に入り、アジアゾウの赤ちゃんの屋外運動場への扉を開けて、自由に出入りできる時間を設けています。現在は13時30分から14時ですが、様子を見ながら少しずつ延ばしていきたいと考えています。またアジアゾウの赤ちゃん愛称候補が決まりましたので10日から投票を開始いたします。この機会にぜひご来園いただき、お気に入りの名前に投票をして下さい。
アジアゾウの赤ちゃんの運動場での様子はこちらの動画をご覧ください。

動物園長 黒邉 雅実

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