緑陰(星が丘門花便りNo.144)
2022年08月06日(土)
こんにちは。星が丘門公園愛護会です。毎月第1水曜・第3水曜の10時半から約1時間、東山動植物園の星が丘門周辺で花ボランティアをしています。
7月6日は植替えの予定でした。でも、前日に台風4号が接近したため、植替えを見合わせました。そんな用意周到な時に限って台風は熱帯低気圧に変身。雨も降らず風も吹かず、いつものメンバーが集まり、いつもの作業。
モッコウバラの伸びた枝を剪定するのはOさん。
剪定して掃除したあとの歩道の美しいこと!
草取りをするSさんとWさん。Hさんも。
Mさんは花柄摘み。
事業用のごみ袋には本日の収穫物。近くでAさんが草取り中。
おかげでどのプランターも美しく整いました。
そしてそれから2週間後の7月20日。植替えをしました。私は仕事があったため、作業する様子を撮れなかったのですが、活動後の現地へ行き、趣きの変わったプランターを撮影しました。
星が丘門入口近くの直方体のプランター。手前の黄色い花はメランポジューム、後ろのピンクの穂のような花はセロシア。セロシアは別名ノゲイトウとも言い、炎のような形が魅力的です。
円筒形のプランターには、ルドベキア'プレーリー・サン'を中央に配置し、囲むのはサルビア・ファリナセア、一番外にメランポジューム。これが4基ありました。
残り8基の円筒形プランターには、中央にバーベナ・ボナリエンシス(三尺バーベナ)。囲むのはサルビア・ファリナセア、外周はメランポジュームです。
新しい花が多いので、検索してみました。少し説明します。
ルドベキア'プレーリー・サン'は、色鮮やかな黄色で、強い品種のようです。花言葉は「あなたを見つめる」。花の模様が目のようだから...ですって。
サルビア・ファリナセアは、別名ブルーサルビア。夏に貴重なブルーの花色が楽しみです。
バーベナ・ボナリエンシスは、細身で草丈の高い宿根草。風にそよぐ姿が涼しげです。
今回の表題「緑陰」は夏の季語。暑い日差しの中を歩いてきて、緑の木陰を見つけると、自然にその下に入って休息したくなりますね。そんな句がこちら。
緑陰に黒猫の目のかつと金 川端茅舎(かわばた ぼうしゃ)
緑陰を来しつめたさの耳飾り 朝倉和江
まだまだ暑い日が続きそうです。ゲリラ豪雨も恐ろしい。コロナも怖い。熱中症も怖い。
怖いものだらけの2022年夏。くれぐれもご慈愛ください。
復活したハツユキカヅラがこちらです!
令和4年8月1日 星が丘門公園愛護会会長 濱田淳子
(担当:植物園緑地造園係 丹羽 幸恵)