今年も「逆さもみじ」は見られますか。
今年の紅葉ライトアップは、コロナ感染症拡大防止のため、中止とさせていただきます。
申し訳ありません。
そこで今回は、昼間の「もみじ狩り」の見どころを紹介いたします。
また紅葉ライトアップについても紹介いたします。
ところで紅葉ライトアップの魅力といえば、暗闇と光に映える五色紅葉が織り成す幻想的な景観、そして中でも奥池に映る「逆さもみじ」の神秘的な美しさ格別といえます。
あ~残念。今年は「逆さもみじ」は見られないの。毎年楽しみにしてたのに。
そんな皆さんの嘆きが聞こえてきます。でもまだあきらめないでください。その「逆さもみじ」ですが、実は夜限定ではありません。開園直後の早いの時間帯にも現れます。それがこちらです。
❖奥池:朝の「逆さもみじ」(令和元年撮影)
どうですか。こちらもなかなかの映りっぷりです。まだ見られてない方、絶対にオススメですよ。
今年は「もみじ狩り」期間の午前中は、噴水と水車を止めて、水面が波立たないようにします。
❖奥池:昼の風景(令和元年撮影)
奥池周りは、ゆっくりと景色を眺めるのに最適です。また池に張り出した休憩所もあります。
❖合掌線の紅葉(令和元年撮影)
都心からも近く身近な場所で、これほどの紅葉の景観は他では見られません。
●それでは、ここからは昨年の「紅葉ライトアップ」を振り返ります。
❖奥池:夜の「逆さもみじ」(令和元年撮影)
こちらは皆さんおなじみの「逆さもみじ」です。やっぱりきれいですね。
❖奥池:夜の「逆さもみじ」(令和元年撮影)
こちらは対岸からの景色です。夜間は立ち入りができない区域になっています。
❖合掌線の紅葉(令和元年撮影)
合掌線名物、紅葉のトンネル。見上げれば、まさに紅葉一色。満天のもみじ空に心を奪われます。
❖夜の宗節庵(令和元年撮影)
茶室の雰囲気も一変します。日本家屋と紅葉はとても相性がいいようです。
●植物園の樹々の紅葉が始まりました。
【爛心木(ランシンボク)別名/カイノキ:ウルシ科】洋風庭園
【紅葉葉楓(モミジバフウ):フウ科】洋風庭園
【丸葉の木(マルバノキ):マンサク科】奥池
【羽団扇楓(ハウチワカエデ):ムクロジ科】ホタル沼
【鷹の爪(タカノツメ):ウコギ科】合掌線
【目薬の木(メグスリノキ):ムクロジ科】日本庭園
◆ところで今年の紅葉は。
最初にきれいな紅葉になる条件を説明します。
≪健全な葉+少しずつ気温が低下+十分な日照+急激な冷え込み=アントシアンがつくられて、きれいに赤く色づく。≫
この条件にあてはめると、今年は台風による葉擦れや落葉がなく、葉の量、状態とも大変良い状態にあります。さらに10月の冷え込み、晴れの日が多いことから、例年以上にすばらしい紅葉になるのではと期待しています。
また11月今週末からは「もみじ狩り」が始まります。
皆さまぜひお出かけください。お待ちしております。
植物園緑地造園係長 太田 幹夫