バラ'ピース'のご紹介
◆バラ'ピース'
Rosa'Peace' バラ科
昭和12年の植物園開園当初には、温室の前にあったバラ園は昭和49年に現在の場所に移されました。現在のバラ園には約230品種900本のバラが植えられています。
【開園当初の頃のバラ園】
今回ご紹介するピースは、幾重にも重なる花びらは淡い黄色がベースです。
先端が少しピンク色の微妙な濃淡を見せてくれる大輪のバラです。20世紀を代表する完璧な園芸品種とまで言わる大変人気のバラです。
とてもゆったりとして、優雅な印象があります。咲き始めから少しずつ花弁の色が変化する様子を同じ花で追って見ました!
◆咲き始めは濃い目の黄色が強い感じです
◆翌日の花弁が大きく開く頃、色目はやや淡くなりました
◆次の日は先端のピンクの濃淡が目立ち始めました
◆さらに、その日の夕方にはピンクの色が濃くなりました!
貴方は、どのタイミングの花がお好みですか?
園芸品種名の『ピース』は英語で平和(Peace)を意味します。
1945年、第2次世界大戦の終戦の年に平和への願いを込めて名付けられたものです。
今は見えない敵との戦いの最中ですが、コロナウイルス感染症が早く収束し平和な日常が戻ることを祈っております。
植物園緑地造園係 野村幸央