閉園中も頑張ってます!~4月19日は飼育の日~
2020年04月19日(日)
新型コロナウイルスの感染蔓延防止にかかる臨時閉園から早くも10日が経ちました。国・県から緊急事態宣言が発出されるなか、外出時は「マスクを付ける」、「3密(密閉・密集・密接)を避ける」、在宅時は「手洗い・消毒をする」という意識も定着してきました。第一線で対応されている医療従事者の方々に、これ以上のご負担をおかけしないためにも、今は"冷静さ・寛容さ・忍耐"のある行動を心がけたいですね。
よくある質問に「閉園中の動物園では職員の方もテレワークや在宅勤務されておられるのですか?」というものがあります。閉園中は職員も休んでいると思われがちですが、そもそも動物たちのお世話は一日も休むわけにいきません。給餌はもちろんのこと、動物たちが安全・快適に過ごせるように清掃・消毒・馴致、そして病気となれば治療も必要になります。
そんな動物園の第一線を担うのが飼育員と獣医です。2009年にJAZA日本動物園水族館協会は、語呂合わせで"し・い・く"と読めることから、毎年4月19日を「飼育の日」と定めました。というわけで、飼育員に守られて閉園中も動物たちは元気一杯で過ごしています。
まだしばらく閉園の状態が続きそうですが、おうちで動物園気分を少しでも味わっていただけるよう、ホームページやSNSでいつもより多めに動植物の情報を発信しようと職員一同頑張っています。
そんな中、市民の方などから応援のお便りやメッセージも届いています。一日も早い開園を待ち望んでいただいていることやスタッフの健康へのねぎらいや動物たちが元気で過ごしてほしいとの想いがつづられています。こうした皆さまからの温かいメッセージは本当に嬉しく、職員の力になります。東山動植物園のホームページでは、閉園中の動植物たちの元気な姿をアップします。見ていただいた皆さんの気持ちのアップにつながったら嬉しいです。
動物園長 黒邉 雅実
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全国の園館でも飼育の日にちなんだ配信等を行っていますので、ご紹介します。
ぜひ、ご覧ください。
◆天王寺動物園
飼育の日ライブ配信イベント実施中