植物園で野鳥観察~春先編~
2020年03月13日(金)
日差しがあたたかく、だんだんと春らしくなってきました。
自然豊かな植物園は、お散歩しながら植物を観察するのにぴったりですが、それだけでなく、多くの野鳥を見ることができます。
春の初めのある日に出会った野鳥たちを紹介します。
素人写真ですがお付き合いください。
シジュウカラ
年間を通じて見られる小鳥です。「ツツピィツツピィ」という春のさえずりがのどかに響いています。園内では似た仲間のヤマガラも見られます。
メジロ
この時期、梅や桜の木に群れでやってきて花の蜜などを食べています。よく間違えられるウグイスにはこのような習性はありません。
ヒヨドリ
桜の回廊で出会いました。こちらも花の蜜を求めて来たのでしょうか。町中でもどこでも見られる騒がしいイメージのある鳥ですが、このような場所で見ると素朴な良さがあります。
ツグミ
冬のみに見られる鳥ですが、まだ残っていました。地上をぴょんぴょん歩きまわっています。似た種類の、シロハラもまだ見られました。
カワラヒワ
留鳥。森の中で餌を探す群れに出会いました。「キリキリコロロ」ときれいな高い声で鳴きかわしています。しばらくするとメジロの群れも合流し、あたりはにぎやかになりました。
カルガモ
植物園の奥池やホタル沼のあたりでいつも2羽、よく見られます。水辺はまだちょっと寒いのかな?くちばしを体につっこんでいました。園内では、サギやウなどの他の水鳥も見ることができます。
おまけ
日向ぼっこしているカラス。「あ~あったか~い」という声が聞こえてきそうなほど気持ちよさそうな顔。
その場所に行けば見られる植物と違って、野鳥に出会えるかどうかはその日の鳥さんの気分次第。それでも自然の中でじっと耳を澄まし、目を凝らしていると穏やかな気持ちになれますし、運よく出会えた鳥たちの姿やしぐさ、声に心が癒されます。
外を歩くのによい季節になりました。引きこもってばかりでは気が滅入ってしまいます。お気軽に、園内や身近な場所でバードウォッチングをしてみてはいかがでしょうか。
皆様のご来園をお待ちしております。
○お知らせ○
植物園では見ごろの植物の情報を花マップで提供しています。
ご来園の際はぜひご利用ください。
植物園指導園芸係 早瀬 晴菜