ユーカリの台切り剪定
2020年03月01日(日)
ユーカリ栽培に関しての作業を一部ご紹介します。
コアラの餌となるユーカリ。名古屋で栽培している露地ユーカリの半数は2月頃写真のように丸坊主になってしまいます。
なぜかというと、この時期に露地のユーカリは台切り剪定という作業を行っているためです。
台切り剪定とは、剪定により台を作り、多くの芽を出させる作業です。餌の収穫が終わった樹木からこの台切り剪定を行っていきます。
春になると芽が出てきて、1年後にはおいしそうな餌がたっぷりとつきます。
この作業を行うことにより木としての見た目は悪くなってしまいますが、枝数を増やし1株当たりの餌の収穫量が増え、さらに樹高を下げることにより風等による倒木被害を抑えられるという、大きなメリットがあります。
台切り剪定直後
飼育第一係 氏家 雅人