小さな体に大きな卵
2016年03月29日(火)
このメダカの仲間は2010年に発見されたオリジアス・ソンクラメンシスという種類です。
ニホンメダカと同じオリジアス属の仲間ですが、成魚のサイズでも全長2?p程にしかならず、ニホンメダカの半分ほどの大きさです。
写真をよく見るとお腹に卵を3つほどつけているのが分かるかと思います。
メダカの仲間の特徴として体の大きさに対して大きめの卵を産みます。
ですがニホンメダカは一度に10〜20個の卵を産むのに対して、オリジアス・ソンクラメンシスは小さな体もあってか、まだ1度に5卵ほどしか観察できていません。また水草にあまり産みつけないので卵を回収するのも大変です。
今はまだ個体数が少ないですが、この稚魚を大きくして、みなさんにオリジアス・ソンクラメンシスを群れとしてみていただけるといいなと思っています。
それまで少しお待ち下さい。
動物園飼育第二係 前田 悠介