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昨年11月に生まれたコアラの赤ちゃん。
5月中旬に母親のティリーのおなかの袋（育児のう）から初めて顔を出しました。

顔を出し始めた頃

5月末頃になると夜間には袋から出ていることも多かったのですが、昼間はほとんど袋の中に戻って寝ており、なかなか皆さんに姿を見て頂くことができませんでした。
しかし、体もずいぶん大きくなり、お母さんの袋に入るのももう限界。
最近ようやく１日のほとんどを袋の外で過ごすようになりました。
目を覚ましている時には、お母さんの背中や頭に登ったり、ユーカリをかじってみたり、元気いっぱいに活動している様子が見られます。

お母さんの背中につかまる赤ちゃん

まだお母さんのおなかの辺りに抱かれていることも多いため、お母さんの体やユーカリに隠れて姿が見えづらいこともあるかと思いますが、これからは日に日に行動範囲も広がっていくことでしょう。
赤ちゃんの成長をあたたかく応援してあげてください。

広い世界に足を踏み出したばかりの赤ちゃん。
どんな個性を見せてくれるのか、これからの成長がとても楽しみです。

これからの成長が楽しみ

動物園飼育第一係　　山部　桂子