メダカも冬ごもり
2014年12月21日(日)
「今年の冬は暖冬になります」という天気予報がニュースで流れていましたが、本当に暖冬なのだろうか?というような気象状況が続いていますね。
世界のメダカ館ではニホンメダカの突然変異種と一部の日本産淡水魚を野外の水槽で飼育をしています。
日本に生息している魚たちですから、寒い冬になったからといって室内に移動することはありません。
今年は、11月の中頃から水温が10度を下回る日が多くなり、メダカたちは、餌を食べに来なくなってきました。
12月に入った頃には水温が5度以下になることもあり、水槽の底のほうで、落葉などに隠れてじっとしているようになりました。
本格的にメダカたちの冬ごもりが始まったのです。
水槽の表面に氷がはっても、雪が降ってもほとんど動かず、じっとして体力を温存しているのです。
そして水が温かくなる春になると水の底から出てきて餌を食べるようになります。
今年は12月17日に初氷がはっていました。
来年の春には元気な姿を見せてくれよ!!と思いつつ、暖かい室内のメダカたちの世話をしに行くのです。
動物園飼育第二係 大津 尚史