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「シモバシラ」に出現する霜柱です!

2013年02月01日(金)

2月3日は節分です。そして4日が立春です。朝晩の寒さが身にしみて、春の到来が待ち遠しいこのごろです。

今回ご紹介するのは、この寒い時期にしか見られないものの写真です。植物園に「シモバシラ」という植物を展示栽培していますが、このシモバシラに霜柱が出来たときの写真です。



シモバシラに出現した「霜柱」(日本庭園の植え込み内)



シモバシラ(日本庭園の山側)



シモバシラ(植物園門の植木鉢)



シモバシラはシソ科の多年草で、10月ごろに白い房状の花を咲かせますが、冬には地上部分は枯れていて根は生きていますから土中の水分を吸い上げます。その吸い上げられた水分が地上付近で凍結膨張して氷の結晶である氷柱が出来上がります。



細長いもの



しぼり出されたようなもの



シモバシラの学名には、日本最初の理学博士である伊藤圭介の名が採用されています。圭介は名古屋市出身で江戸末期から明治時代にかけて医師、植物学者などとして幅広く活躍された偉人です。今年は生誕210年にあたります。
植物園には、「伊藤圭介記念室」があります。このたびその玄孫にあたられます方より掛軸7点の寄贈を受けました。どうもありがとうございました。



植物会館の伊藤圭介記念室



寄贈された伊藤圭介の掛軸(一部)



皆様、この時期の植物園には朝早くお越しになって、日本庭園の「シモバシラ」を観察していただき、植物会館にあります伊藤圭介記念室をご覧ください。

お待ちしております。


植物園長  伊藤 悟

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