すくすく成長ニホンザルの赤ちゃん
7月16日と17日に生まれたニホンザルの赤ちゃんの近況報告をさせていただきます。
保護されてしばらくの間、2頭の赤ちゃんは、保育器に入っていました。
保育器で温度と湿度を保ち、定期的に哺乳をします。はじめは、1度にミルクを5ミリリットル飲むのがやっとでした。しかし、翌日には倍の量を飲めるようになり、どんどんと飲める量が増えていきます。体重は毎朝計ります。2頭とも、保護直後は1度体重が減りましたが、その後は増え続けています。
先に生まれたオスの赤ちゃんは、あまりに元気で保育器の中で頭をぶつけてしまうため、7月29日に、保育器を卒業し、外のケージに移しました。
よく遊ぶので、手や足の力がとても強く、元気いっぱいです。
後から生まれたメスの赤ちゃんは、お兄ちゃんに比べて、おっとりしています。体は全体に華奢ですが、気に入らないとき(たとえばお気に入りのタオルをとられたとき)の泣き声の大きさは、お兄ちゃん以上です。タオルに隠れて眠るのが大好きです。
メスの赤ちゃんは、もうしばらく保育器の中で暮らしてもらおうと思っています。
2頭はとても元気で動物病院ですごしています。みなさんにお会いできる日は未定ですが、このブログに近況をアップしますので、応援してくださいね。
動物園飼育第一係 柏木 まや