武家屋敷門にヨシ(葦)の門松が立ちました
2010年12月15日(水)
平成22年12月13日に植物園の武家屋敷門前にヨシ(葦)の門松を立てました。
ちょっと変った感じの正月準備ですが、小雨が降り始める中、2時間ほどで一気に作り上げました。
最近は、長くて太いしめ縄を作るのも大変なようで、依頼している農家の方もご苦労なされているようです。ヨシは木曽川の川原から許可を得て採取してきていますが、良いヨシはなかなか多く採れなくなってきています。
この門松は、旧尾張藩士兼松家の門に立てられていたもので、同家の先祖兼松又四郎正吉が姉川の合戦の折り、陣中において、ヨシを門松の代わりに立てたことに由来しています。以後、同家では正月にヨシの門松を立てていたとのことです。
植物園では、屋敷門移築後も故事にならって、正月にこの珍しい門松を毎年立てています。
平成23年1月16日まで立てておく予定ですので、珍しい門松の前で新年祈願と記念写真でもどうですか。
植物園緑地造園係 安藤 和生