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シモバシラが出ました!

2009年12月20日(日)

ここ数日寒い日が続いていますが、植物園で寒い朝の風物詩ともいえるシモバシラが今年も出ました。
最初に見られたのは18日の朝で、今日は2回目です。(※昨年は12月27日に初めて出ました)



シモバシラはシソ科の植物の名前でもあり、いわゆる"シモバシラ"がよく見られることで知られています。
気温が氷点下に下がる寒い朝に、この植物の茎の中にある道管(水の通り道)を上昇した水が、茎の表面から氷の結晶となって噴き出し成長していくものです。

まだまだ数も大きさもありませんが、条件がそろえばもっと大きなシモバシラが見られるかもしれません。



氷点下の寒い日なら必ず見られるかといえばさにあらず。寒くても見られないこともあります。
これまでの事例などからすると、よく冷え込んで風のない晴天の朝が見られる確率が高いと思います。
日があたって気温が上がってくると解けてしまいます。開園が9時ですので、朝一番で来ていただければ見られるかも。

シモバシラは、名古屋出身で東山植物園にも縁のある植物学者伊藤圭介(1803−1901)に因んだ学名(Keisukea
japonica)をもつことでも知られ、その意味でも東山植物園にとって欠かせない植物です。

植物園のシモバシラは、合掌造りの家から100mほど東に2か所に植えてあります。
この不思議な現象を、ぜひ植物園でごらん下さい。


植物園緑地造園係長  松原 裕隆 

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